現地時間8月25日のリーディング・フェスティバルと26日のリーズ・フェスティバルでヘッドライナーを務めたカサビアンだが、アクトの中でニルヴァーナの“All Apologies”のカバーを披露した。「Radio X」のインタビューに答えたサージ・ピッツォーノが、その理由について話している。
サージはニルヴァーナのカバーについて、「リハーサルではこれまでにも演奏してきたんだ」と明かし、以下のように続けた。
「ニルヴァーナがレディングに出演してからちょうど25年だったし。でもバカみたいなんだけど、思ってたよりも大ごとになっちゃってね。終わったあと、何てことしちまったんだって気になったよ」
しかし満杯の観客の前で“All Apologies”を演奏する時間は特別だったとのことで、「ステージに立ってた時、特別な瞬間があったんだ。背筋がゾクゾクするようなね。とても美しい時間だったよ。その後“L.S.F.”の演奏を始めて、観客たちがみんな自分の肩にかかってるような感覚があった。最高だったよ」と語っていた。
また、サージは「NME」に対してもニルヴァーナについて語っており、子どもの頃はニルヴァーナを聴いていなかったと明かしている。
「子どもの頃は(ニルヴァーナを)通り過ぎちゃってた。ニルヴァーナ派の子たちとレイヴ派の子たちがいてね、お互い相容れない関係だったんだ。ニルヴァーナをちゃんと聴き始めたのは、ここ10年ぐらいの話だよ。彼(カート・コバーン)は本当にすごい人だね。僕たちはライブで“L.S.F.”をやる前にいつも何か(カバーを)やるんだ。これまでには“Praise You”(ファットボーイ・スリム)とか“You Got The Love”(キャンディ・ステイトン)とかをやってきた。だから、今回も(カバーを)やれて良かったよ」
カサビアンが演奏した“All Apologies”の映像は、一般のアカウントによりYouTubeに公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=O_fGmA3zcVs
なお、バンドは他にもダフト・パンクの楽曲“Around The World”のカバーも演奏している。
🌎 Around the World 🌎 via Leicester ➡️ #ReadingFestival@KasabianHQ are OWNING their set 👉 https://t.co/Zk0CKHPF6X pic.twitter.com/4dYJ27CcOI
— BBC Radio 1 (@BBCR1) 2017年8月25日