ガイ・フォークスのマスクを被ったファンを大集合させるニッキー・ロメロ、ソロアーティストとして探求の道を邁進するスティーヴ・アンジェロ、そして今回は１日のトリとしてオーディエンスの歌声とダンスを引き受ける新横綱アレッソと、どうかしてる豪華ラインナップで３日間開催の初日を駆け抜けた、４年目のULTRA JAPAN。

加えて、今年はLIVE STAGEの導入という新たな試みがキモになっている。隣接したRESISTANCE STAGEと併せて、気鋭のライブアクトや、レジェンダリーなDJアクトたちが輝く場所も用意されているわけだ。ポップミュージック体験のダイナミックな構造的変化を物語っている。

情緒のスコールを降り注がせるようなライブが相変わらず凄まじいポーター・ロビンソンや、最高にグラマラスなバンドパフォーマンスを繰り広げるエンパイア・オブ・ザ・サンもLIVE STAGEに登場。

水曜日のカンパネラのコムアイは、ステージから飛び出して観客エリアの脚立の上で華麗に舞い歌うという、ライブアクトとしての知的な見せ場を作っていて見事だった。（小池宏和）