【速報】サカナクション、6.1chサラウンド音響と壮大な探究心で2万4千人を抱き締めた夜

すごい。音楽はここまでハイパーな覚醒感を体現することができる――という証明そのもののような空間だった。

メジャーデビュー10周年記念ツアーのファイナルを飾る幕張メッセ&大阪城ホール各2Days公演では、「SAKANAQUARIUM 2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around」というタイトルの通り、計242本のスピーカーを持ち込んで6.1chサラウンドシステムを構築。511本のLEDバーとともに幕張メッセを音と光の壮麗なスペクタクルへ導き、2万4千人を驚きと感激で包んでみせたサカナクション
サラウンド音響ということだけで言えば、4年前に彼ら自身が行った6.1chライブもここ幕張メッセで観たが、今回のライブの核は取りも直さず、サカナクションという表現を血肉化し日々アップデートし続けている5人の探求精神のハイパーさそのものであり、音楽のさらにその先の風景目掛けて歌声を突き上げる山口一郎のエモーションに他ならない。

「また新しい1年頑張っていきますんで。これからもサカナクションをよろしくお願いします!」と山口は「これから」への意欲を語りつつ、最新作『sakanaction』からもうすぐ5年が経とうとする新作アルバムについても言及していた幕張2Daysの2日目。ライブの模様は後日改めてレポートします!(高橋智樹)