ポール・マッカートニー、故ファッツ・ドミノへ心暖まる追悼文を贈る。ビートルズとの思い出も

ポール・マッカートニー、故ファッツ・ドミノへ心暖まる追悼文を贈る。ビートルズとの思い出も

現地時間10月24日に89歳で逝去したファッツ・ドミノに対し、ポール・マッカートニーが追悼文を発表した。

ロックのパイオニアの1人といわれるファッツ・ドミノはザ・ビートルズを始めとした数多くのロック・ミュージシャンたちへ影響を与え、ポール・マッカートニーも自身のカバー・アルバム『バック・イン・ザ・USSR』にファッツ・ドミノの“Ain't That A Shame”のカバーを収録している。

Fats Domino - Blueberry Hill

ポールの公式サイトに掲載された追悼文は以下。

ファッツ・ドミノ、ご冥福をお祈りします。あなたは偉大なるロックンロールのピアニストでありシンガーで、ザ・ビートルズが活動を始めたばかりの頃、リバプールにいた僕たちに刺激を与えてくれました。“Ain't That A Shame”や“Blueberry Hil”、“l’m In Love Again”やその他たくさんのヒット作は、僕たちにニューオーリンズのロックンロールが何たるものかを教えてくれました。

一度、あなたの故郷であるニューオーリンズで会う機会がありましたね。あなたはキラキラ光るダイヤモンドが散りばめられた時計を付けていました。豪華な宝石というものを目にするのは、僕らにとってあの時が初めてだったんです!

僕たちはあなたの声、ピアノの音色、そして表現方法に多大な影響を受けました。あなたが出演した映画『女はそれを我慢できない』は本当に素晴らしかった。僕にとって大切なロックンロール・シンガーの1人として、愛情と共にあなたのことを思い続けます。あなたの瞳の輝きを忘れることはできないでしょう。

8人のお子さんたちがいると聞きました。あなたの本名はアントワーヌ。子どもたちの名前は、アントワーヌ3世、アナトール、アンドレ、アントニオ、アントワネット、アンドレア、アノーラ、そしてアドニカ。これこそ生粋のファッツ・ファミリーですね!
ポール


なお、ポール・マッカートニーの公式サイトではザ・ビートルズがファッツ・ドミノと共に歓談する写真も公開されている。
https://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/paul-on-fats-domino
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