THE YELLOW MONKEYが再集結を果たしてから約2年の月日が経とうとしている。彼らが東京ドームのステージに立って、何の迷いもわだかまりもなく、最高のステージを披露した──。とにかくそれを心から祝福したいと思う夜だった。おそらくこのBIG EGG(とあえて呼ばせてもらう)でのライブを実現させるまでは、彼らにとって「再集結」の答え合わせは終わらなかったんじゃないかと思う。それくらい、重い覚悟で臨んだ東京ドーム2Daysだったはずだ。
もちろんそんな覚悟を前面に押し出すわけでなく、東京ドームという会場を完璧に自分たちのホームにして、素晴らしい演奏と歌とパフォーマンスを見せてくれた。2004年12月、解散後のエキシビションイベントに、彼らがただ一度だけ集まり“JAM”を演奏して去っていったあの日から13年。事実上の解散ライブとなった、2001年1月の東京ドームでのライブからは実に17年。《何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ》。ほんとにその思いが、はっきり刻み込まれた夜だった。最高のステージ。
そうそう、この曲もずっと聴きたかったんだよね、っていう曲もやってくれたり、ドームならではのスケールの大きい演出もふんだんにあったり、やっぱり彼ら、4人全員がロックスターなんだよなって、改めて存分に見せつけてくれたライブだった。「来年は、再集結後の最大のミッションであるアルバム制作に入ります」という嬉しい宣言もあり、古くからのファンにとっては、ようやく東京ドームが「終わりの地」ではなくなった、そんな感慨深い夜でもあった。
本格的なライブレポートは、これから書き上げます。rockinon.comで近日中に公開するものだけでなく、12月28日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』2月号にもレポートを書く予定なので、そちらもぜひ読んでいただければと思います。(杉浦美恵)
【速報】THE YELLOW MONKEY@東京ドーム、2日目。歓喜の夜でした
2017.12.11 10:25