クリスマス・アルバム『エブリディ・イズ・クリスマス』をリリースしたばかりのシーアが、エンターテインメント業界における子役の起用についての自身の意見を明らかにしている。
シーアは自身のミュージック・ビデオやステージ・パフォーマンスなどで2002年生まれのダンサーであるマディー・ジーグラーを度々起用しているが、未成年の子どもをエンターテインメント業界で働かせる上でのルールは、業界のすべての関係者と子どもたちの両親にとって「設けなければならない話し合い」だと述べている。
Sia - Chandelier
マディー・ジーグラーは2014年、12歳の時にシーアの“Chandelier”のミュージック・ビデオに出演したことをきっかけに注目を集め、“Elastic Heart”や“Big Girls Cry”、“Cheap Thrills”他多数のビデオに出演。今年15歳になったマディーに対し、シーアは「毎週、これが本当にやりたいことかを尋ねている」のだという。
シーアのTwitterの投稿の内容は以下の通り。
「この文章では、私自身が頻繁に自問している疑問を提示したいと思います。私はマディーに対して、これが本当にやりたいことなのかを毎週尋ねることにしています。そして、やめたくなったらいつでもやめられるのだとも伝えています。
このやり取りは、私たち全員が設けなければならないものです。私だけではなく、すべてのディレクターやステージ・ママとパパ、そしてエージェントが彼らの子どもたち、クライアント、そして被保護者と交わさなければならない会話なのです」
「私がマディーを見つけた時、彼女はすでに名の知れた存在でした。しかし彼女は私と仕事をするようになって、露出が増えたことは間違いありません。私はその事実に対して、大きな責任を感じているのです。
私にとっては彼女を守らなければという気持ちがとても強く、私の目的は彼女のいかなる選択も応援することです」
「(中略)私がマディーから学んだことは、名声が彼女に与える影響が、私のそれとは違っていたということです。私は彼女の言葉を信じるしかありません。でもそれが変化して、彼女が無理をするようなことがあれば、マディーはいつでもやめることができるのです」
なお、マディー・ジーグラーは『エブリディ・イズ・クリスマス』のアートワークのモデルも務めており、収録曲“Puppies Are Forever”のトレイラーにも出演している。