ドナルド・フェイゲン、故ウォルター・ベッカーとの最後の思い出を回想。「会いに行って本当に良かった」

ドナルド・フェイゲン、故ウォルター・ベッカーとの最後の思い出を回想。「会いに行って本当に良かった」

スティーリー・ダンドナルド・フェイゲンがポッドキャスト番組「Rolling Stone Music Now」に出演し、9月に逝去したウォルター・ベッカーとの最後の思い出について語っている。1967年に大学で出会ったという2人は、実に50年以上もの間活動を共にしている。

ドナルドはウォルターに最後に会った8月のある日のことを、以下のように回想している。

彼の病気が深刻なものになってきたと聞いて、1日休みを取ってニューヨークにある彼の家に行ったんだ。(連絡を受けた時は)確かカンザスかどこかにいたと思うんだけど、すぐに飛行機に乗ってね。

結果的に、彼に会いに行って本当に良かった。彼はとても苦しんでいてね。僕がベッドのそばに椅子を置いて座ると、彼は僕の手を握ったんだ。まったく初めてのことだったよ。

それから長い時間会話をして、彼は渋いビバップを聴いていて……彼の奥さんがデクスター・ゴードンのレコードをかけてくれたんだ。とても弱っていたけど、相変わらず楽しい奴だった。あの数時間を過ごせたことは、とても嬉しく思ってるよ。


そしてウォルターの晩年の制作活動についても以下のように語っている。

2011年から12年の間は特に、ウォルターの健康状態は悪化していた。長い間闘病生活を送っていたことで、彼には個人的な変化の時期が訪れていて、それまでに比べて孤立していたと言えるね。それもあって、スティーリー・ダンのアルバムにはもはや興味がなくなっていたようでもあった。

(これまでの作品のレベルに達することに)自信がなかったのかもしれないし、単純に体力がなかったのかもしれない。彼には定期的に、何かやりたいことはあるかと尋ねていたんだ。決まって「ああ、そうだね」と答えてくれていたんだけど、そのうち連絡が来なくなった。情熱が失われてしまっていたことは確かだったね。


なお、しばらくの間発表されていなかったウォルターの死因は、11月になって妻デリアから「極度に侵攻性の高い食道ガン」であることが明かされた。また、11月中旬にはウォルターの遺産管理団体とドナルドとの間でスティーリー・ダンの権利を巡る訴訟問題も発生している。
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