椎名林檎このプランニングチームは、今回の開会式・閉会式が、オリンピック開会式・オリンピック閉会式・パラリンピック開会式・パラリンピック閉会式の4つの式典を一連の四部作と捉え、起承転結となるよう、メリハリを付けて構成する、という方針が基本コンセプトに盛り込まれており、その基本プランを作成していくために設置されたもの。
なおメンバーには、椎名林檎や演出振付家のMIKIKO、映画監督の山崎貴のほか、映画プロデューサー/小説家の川村元気、狂言師の野村萬斎や、栗栖良依、佐々木宏、菅野薫の8名が選出された。
この人選について東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、チームでの力を活かすとともに2020年以降も世界で活躍する世代を積極的に活用していきたいとし、「映画制作に携わり、映像とストーリーを統合できる人材」、「日本・東京の伝統を演出できる人材」、「共生・パラリンピックを表現できる人材」のほか、「リオ大会のハンドオーバーのチームの知見も活用すべき」という観点のもと、人選を進めたという。
今後このメンバーで「4式典全体で発信するメッセージ・ストーリー」、「各式典それぞれで展開するメッセージ」について検討し、2018年夏ごろを目途に、基本プランをとりまとめ、各式典の監督を選定、各々制作に入っていくとのこと。なお監督選定に先立ち、総合プランニングチームを立ち上げるのは、東京2020大会ならではの新しい試みとなっている。
