フー・ファイターズが9月にリリースした『コンクリート・アンド・ゴールド』のリード・シングル“Run”はメンバーが老人に扮したミュージック・ビデオも話題となった1曲だが、テイラー・ホーキンスのドラムで刻まれるレゲトンのビートは意図して作られたものではなかったのだという。
バンドが「Billboard」のインタビューに答えた際、ベーシストのネイト・メンデルの「“Run”の面白い話はさ、レゲトンのビートが出てくるのに俺たちが全然気づいてなかったってことだよね」との発言に対しデイヴ・グロールが以下のように続けている。
レゲトンってそもそも何なんだよ? って聞いたら、グレッグ(・カースティン)がジャスティン・ビーバーのやつ(“Despacito”)とか今ラジオで流れてる曲を6曲ぐらい演奏してくれたよ。
デイヴは今年大ヒットを記録した“Despacito”を知らなかったようで、別のインタビューの中でも以下のように話していた。
ドラム・ビートがこんな感じの……“Run”って曲があるんだけどさ、その時「最強にかっこいいドラム・ビートを編み出しちゃった!」って思ったんだよ。ギターのリフと一緒にプレイしたらいい感じになるだろうなってね。
で、デモをグレッグ・カースティンに聞かせたら、「ああ、レゲトンだね」って言われて。「レゲトンって何?」って感じだったんだけど、ジャスティン・ビーバーがもうやっちゃってたんだよ! 「まじかよ……」って感じだったよね。
この発言に対し、テイラー・ホーキンスは「朝子どもを送ってく時とかに、気づかないうちに車のラジオで流れてたんじゃない? それが勝手に頭の中に入っててさ。出てきたのかも」と指摘。デイヴは「確かに。それはありえるな」と答えている。