Netflixのオリジナルドラマ『このサイテーな世界の終わり』(本当は原題の『The End of the F***ing World』で呼びたい)と、レンタルがスタートした韓国映画『新感染 ファイナル・エキスプレス』(公開時に劇場で観れなくて本当に残念)を立て続けに観た。
『このサイテーな世界の終わり』は旅をする少年少女の言動の壊れっぷりがそれぞれ最高で、『新感染 ファイナル・エキスプレス』はゾンビ作品の鉄板設定が高速鉄道の車内というシチュエーションで化学変化を起こすのが最高。
前者の主人公は動物を殺しているサイコパスの少年で、後者の主人公は自分のことしか考えないファンドマネージャーで、どちらも簡単には主人公に感情移入させない始まり方をするのだが、そのエンターテインメント性の高さによって観る人をグイグイ引き込み、最終的には泣かせてしまうところも共通していた。
(※ここから多少ネタバレなのでご注意)
なぜ泣けるのかと言うと、それぞれの主人公の「愛する人のために命を投げ出す」行動がポイントなのだが、作品全体のシンプルな面白さとは対照的に、そのクライマックスシーンが呼び起こす感動は深い。
どちらの主人公も自分の中に「愛する人のために命を投げ出す」心があったことに気付いた瞬間、この不条理で醜くて残酷な世界に自分が生まれた意味を知る(それが命を投げ出す瞬間だからこそだと言う皮肉!)。
世界の終わり、または終着駅で観る人の心に残るのは、どちらもアンハッピー・エンディングなのに物語の始まりからは想像できないくらい美しいのである。
と言うわけで必見の2作です。(古河晋)
ドラマ『このサイテーな世界の終わり』と映画『新感染 ファイナル・エキスプレス』がどちらもヤバ面白泣けた
2018.01.29 16:45