【見どころチェック】フジロック第1弾出演アーティストについて


7月27日(金)~29日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '18」の第1弾ラインナップが発表された。

ここでは今回発表された第1弾ラインナップの中から、注目アーティストの見どころなどを紹介する。

「FUJI ROCK FESTIVAL '18」第1弾ラインナップ


ケンドリック・ラマー

昨年リリースされた最新アルバム『ダム』が今なおヒットし続けているケンドリック・ラマーが、2013年以来5年ぶりとなるフジロックに満を持して登場する。先日開催された第60回グラミー賞では5冠を獲得。海外フェスでは軒並みヘッドライナーを務めるなど、乗りに乗っているこのタイミングでのステージは歴史的なものとなるに違いない。

N.E.R.D

ファレル・ウィリアムス率いるN.E.R.Dがフジロックに初登場。昨年12月にリリースした7年ぶりとなる最新アルバム『ノー_ワン・エヴァー・リアリー・ダイズ』にはケンドリック・ラマー、リアーナエド・シーランらが参加したことも話題に。常にトレンドセッターたる彼らの最新パフォーマンスに注目だ。

スクリレックス

2013年のホワイト・ステージにてトリを務めたスクリレックスが久々に苗場に戻ってくる。自身の出自であるバンド、フロム・ファースト・トゥ・ラストに復帰したほか、ディプロとのプロジェクト「Jack Ü」としての活動など、休みなく活動を続けているスクリレックスが、今回も苗場をダンスフロアに変えてくれるだろう。

チャーチズ

前作『エヴリ・オープン・アイ』より約2年半ぶりとなる新曲“Get Out”を公開したばかりのチャーチズもフジロックに登場。先日開催された第60回グラミー賞にて2年連続で「Producer Of The Year」を受賞したグレッグ・カースティンがプロデュースを務める新作のリリースも期待されている。そんな新作の楽曲とともに、過去のアンセムがフジロックに響き渡る光景も見逃せない。

ヴァンパイア・ウィークエンド

先日英フェス「End Of The Road」への出演を発表し、バンドとして実に4年ぶりにライブ活動を再開させるヴァンパイア・ウィークエンドがフジロックのステージにも帰ってくる。デビュー作『ヴァンパイア・ウィークエンド』のリリースから10年を迎える彼らだが、すでに完成間近とされるニュー・アルバムの動向も含め、夏のフジロックでは一体どんなセットリストで望むのか気になるところだ。

ジャック・ジョンソン

昨年9月にリリースした最新作『オール・ザ・ライト・アバブ・イット・トゥー』を引っ提げてジャック・ジョンソンが久々の来日を果たす。2014年のフジロックではグリーン・ステージのヘッドライナーを飾り、オーガニックなサウンドで会場を多いに沸かせた。それから4年の時を経たフジロックの舞台にて、新作からの楽曲がどのように映えるのかも、ぜひチェックしておきたい。

MGMT

2月9日に通算4作目のニュー・アルバム『リトル・ダーク・エイジ』をリリースし、まさに絶好のタイミングでフジロック出演が決定したMGMT。今年は同新作を引っ提げて世界各国のフェスに出演する彼らだが、フジロックへの参加は2010年以来なんと8年ぶりとのこと。アート・ポップに富んだ彼らの音楽の最新形は見逃せない。

オデッザ

昨年9月に発売したニュー・アルバム『A Moment Apart』が第60回グラミー賞にて2部門にノミネートされたシアトルのトラックメイカー・デュオ、オデッザがついにフジロックに。エレクトロ・ミュージックを主とする海外フェスではヘッドライナーを務め、4月に開催されるコーチェラ・フェスティバルではエミネムに次ぐ2ndヘッドライナーに抜擢されるなど、今まさに注目のアクトをぜひフジロックで。

イヤーズ&イヤーズ

2015年にリリースしたデビュー作『コミュニオン』が全英チャート1位を獲得し、翌年にフジロック初出演を果たしたロンドン出身の3ピース・バンド、イヤーズ&イヤーズ。過去「BBC Sound Of」で1位に輝いたバンドとして華々しくデビューした彼らが、より多くの経験を積んで立つ二年ぶりのフジのステージでどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

アンダーソン・パーク&ザ・フリー・ナショナルズ

昨年の第59回グラミー賞では「Best New Artist」と「Best Urban Contemporary Album」にノミネートされ、多方面で活躍するアンダーソン・パークが自身のバンドであるザ・フリー・ナショナルズを従えてフジのステージに登場。年内にはソロとバンドで2枚のアルバムをリリースする予定もあるという。ドラマーでもある彼のパフォーマンスはきっと熱気溢れるものとなるはずだ。

ジェイムス・ベイ

2015年のデビュー・アルバム『カオス&ザ・カーム』以来3年ぶりとなる新録曲“Wild Love”をリリースしたジェイムス・ベイがフジに初出演。新曲について「1stアルバムでは見られなかった新しいサウンドも今回いくらか入っている」と語っているように、夏のフジロックでは新たな進化を遂げた彼の姿が期待できるだろう。

スーパーオーガニズム

フランク・オーシャン、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグらが取り上げたことで注目を浴びた、スーパーオーガニズム。先日行われた初の来日公演はチケットが完売するなどまさに話題沸騰中のバンドだ。3月2日にリリース予定のデビュー・アルバム『スーパーオーガニズム』を引っ提げ、日本のフェス初出演となる彼らのパフォーマンスをお見逃しなく。

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カーラ・トーマス

米ソウルの名門レーベルStax Recordsに所属し、メンフィス・ソウルの女王として現在も活動を続けるカーラ・トーマスが初来日にしてフジロックのステージに登場。ソウル歌手であるルーファス・トーマスを父に持ち、オーティス・レディングと共演盤を制作するなど輝かしい経歴を持つ。昨年公開されたエドガー・ライト監督作『ベイビー・ドライバー』に楽曲“B-A-B-Y”が起用されたことも記憶に新しい中で、その歌声をぜひ生で体感してほしい。

チューン・ヤーズ

長年制作パートナーを務めたネイト・ブレナーを加えてデュオ編成となった、メリル・ガーバス率いるチューン・ヤーズ。1月に4thアルバム『I Can Feel You Creep Into My Private Life』をリリース。同作を引っ提げたフジロックのステージでは、彼ら特有のトライバルなダンス・ミュージックが多くのフジロッカーたちを魅了するはずだ。