編集部一同、あいみょんの取材は毎回ワクワクしながら臨んでいる。というのも、『瞳へ落ちるよレコード』とか『おいしいパスタがあると聞いて』とか、インパクトがあって思わず口に出して言いたくなるようなアルバムタイトルや曲名にインスピレーションを受けて、パスタを茹でたり小道具を用意したり、次はどんな撮影にしようかといろんなアイデアを考える時間がとても楽しい。
今作『猫にジェラシー』の特集は、「猫」というワードからそのまま発想して、猫がいそうな段ボールや屋根裏部屋で撮影を敢行! ここでしか見れないフォトセッションをぜひ堪能してほしい。
そんなあいみょんの作品の個性的なタイトルについて、そのワードチョイスについてもインタビューではじっくり語ってくれていた。
作品のメッセージ性を説明するわけでもなく、難しい語彙を使うわけでもなく、簡単な言葉だけど今まで世の中になかった言葉の組み合わせで世間にインパクトをもたらす、あいみょんのワードセンスがまたしても発揮されているのが『猫にジェラシー』だ。アルバムの中で歌ってる歌詞よりも、アルバムタイトルの言葉のほうがすべてな気がして。
それが、あいみょんという人間の語彙力やと思われる気がする
ほかにも今回のアルバムについて、全16Pにわたるテキストでじっくり語ってくれているので、あいみょんの思考の中をぜひ覗いてみてほしい。
さらに、あいみょんといえば!の全曲セルフライナーノーツインタビューも必読! あいみょんが隣で楽曲について解説してくれているような距離感の近さをぜひ楽しんでください。(有本早季)
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