多数のセクハラ疑惑の渦中にあるラッセル・シモンズ、SNSで黒人女性支持の声明を発表。全文訳掲載

多数のセクハラ疑惑の渦中にあるラッセル・シモンズ、SNSで黒人女性支持の声明を発表。全文訳掲載

ハーヴェイ・ワインスタインへのセクシャル・ハラスメント告発を契機に、数々の性的嫌がらせのほか、強姦行為についても告発を受けているヒップホップ・レーベル、デフ・ジャムの創業者ラッセル・シモンズだが、自身への逆風となっている「#MeToo」運動を評価するコメントを発信し続けている。

ラッセルは自分へのセクハラ告発が始まった当初から、これまで公にされてこなかったエンターテインメント業界で横行してきたセクハラや性的嫌がらせを告発する「#MeToo」運動を評価するコメントを発信し続けてきた。

しかしその一方で、性的嫌がらせについては7件もの告発を受けていて、さらにラッセルに強姦されたという告発も6件起こされている。

ただ、ラッセルに強姦されたとして500万ドルの損害賠償を訴えていた映像作家、Jennifer Jarosikが先頃、訴えの取り下げでラッセルと同意したことが明らかになっている。しかし、1000万ドルの損害を要求している被害者らの訴えはまだ続いている。

そうした渦中で今回、ラッセルは次のようなコメントを発表。「男性のエネルギーだけに世界の統治を任せていったら、やがて男性はこの惑星を破壊していくか、少なくとも人間には住めないところにしてしまうはず」と、女性、特に黒人女性を支持する意志を綴った声明の内容は以下。


ぼくが自分の個人的な状況についてあまり腹を立てていないのは、「#MeToo」運動をめぐる発言にしっかり耳を傾けていくことで、ぼく個人のシナリオを越えた視点を持つように触発されてきたからなんだ。

ぼくは自分のこれまでの人生と生き方についてはその責任を引き受けることにしたし、その一方で、ぼくが実際にやっていないことについては激しくその糾弾を否定してきた。

自分が多少血を流しても、自分の娘たちが将来よりよい世の中を目にするためならその甲斐はあるというものだよ。でも、この革命は血を流すほどに正しいものなんだ。さらに二次被害が生まれているというのもまた事実なんだ。

でも、今日、よくよく考えていくうちにやはり、黒人女性こそが最も重い苦難を強いられてきたのは間違いないと思い至ることになった。もちろん、すべての人種と宗教のすべて女性たちはさまざま時代を通して同様に不平等を強いられ、不正義でとてつもなく不公平な状況を強いられてきた。

ぼくは進歩を考えたいし、必要とされている進歩を支持していきたい。ぼくは事実として本当にそうなると信じているんだけど、女性の導きなしに男性のエネルギーだけに世界の統治を任せていったら、やがて男性はこの惑星を破壊していくか、少なくとも人間には住めないところにしてしまうはずだよ。

そうしたさまざまな理由から考えて、到達するべきところは、包括的で、公平で、あらゆるレべルでの平等を実現するものでなくてはならないんだ。まだまだこの先道は長いけど、ぼくはこれについていくよ。


ラッセル・シモンズのセクハラ疑惑の経緯をまとめた記事は以下。

ヒップホップの名門、デフ・ジャムのラッセル・シモンズへの止まらないセクハラ疑惑の経緯をたどる
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