ザ・ビュー メンバーによる新作『フィッチ・ビッチ?』全曲解説をお届け! part.1
2009.02.15 18:47
全英1位に輝いたデビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』(07年)に続く待望の2ndアルバム『フィッチ・ビッチ?』を発表したザ・ビュー。
楽曲の作詞作曲を手がけるバンドのツー・トップ、カイル・ファルコナー(Vo)とキーレン・ウェブスター(B)がニュー・アルバムに収録される全曲の誕生秘話を語ってくれた。
やんちゃキャラでも知られる彼らならではの涙あり、笑いありのアルバム誕生ストーリーを本日より3回に分けてお届けします。
第1回目となる今回は、アルバム冒頭“ティピカル・タイム2”から4曲目“ワン・オフ・プリテンダー”までの解説をお届けします! 以下お楽しみください。
【1曲目:ティピカル・タイム 2】
「別れの始まりはアルバムの始まり」
キーレン:あれはカイルがピアノをポロンポロン弾いていて出来上がったんだ。でも“ティピカル・タイム(『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』の最後の曲)”の続きなんだよ。カイルがそのほとんどを演奏してる。1stアルバムの続きっていうアイディアなんだ。
カイル:“ティピカル・タイム”は前作の中でもけっこうよく出来た曲だった。でも短すぎるって色んな人に言われたよ。今回の曲は速攻できあがって、ハーモニカで同じメロディーを吹きながら周りのコード進行を変えていくっていう完璧な仕上がりになった。長く付き合った彼女との別れについて歌ってるんだ。
【2曲目:5 レベッカズ】
「最新シングルは反ドラッグのメッセージ・ソング?!」
カイル:俺に5つの異なるキャラクターがあって、それをひとつに収束するって歌さ。そのキャラクターってのは色んなシナリオの中で出会った、学校時代の色んな女の子なんだ。10代が学生時代を過ごすっていうちょっとした教育関連の歌でもある。タバコくさい教師やささいなこと、ラッシーがジャンキーだってことについて歌ってる。クスリはやるなってことだな(笑)。この曲はベイビーシャンブルズとのはじめてのツアーの最後に書かれたもの。ツアーで忙しくしてたから曲を仕上げることがなかなか出来なくて、少し時間が出来たときに急いで仕上げたんだ。ツアー中に曲作りするのは簡単かって? いや、これが結構難しいんだ。前回のツアーのときは毎晩、曲が思い浮かんでたけど次の日までは覚えてなかった。
キーレン:どっちにしろ、多分大した曲じゃなかったんだよ。
カイル:いや、そんなことないぜ(笑)。完全に出来上がってたからな。そんなときは自分が天才だと思うんだ。でも、次の日起きると大した曲じゃない。その前にもツアーバスの中にスタジオがあったけど、俺ら触りもしなかった。ほこりがたまってく一方だった。
キーレン:俺はそういう風には見てなかったな。あれはスタジオじゃなくてただ壁からマイクが突き出た宇宙的なもんだと。
【3曲目:テンプテーション・ダイス】
「骨折と1リットルのバーボンが生んだピート(ドハーティ)のお気に入りソング」
キーレン:この曲は退屈がゆえに結局、何か馬鹿なことをしたくなるって曲。ぶっ飛んでるときにやっちゃうことね。つまり次の日に後悔しちゃうようなこと。「ある時、自分と自分の骨との約束は破られた」っていう歌詞なんだけど、酔っ払って、壁を殴るなんて馬鹿な真似をしたおかげでいまだに手が動かせないよ。その時はビールに誘惑された形だけど、そんなことはやめなきゃ。「変わらなきゃいけないんだ。」ピートはこの曲のソロがお気に入りみたいだよ。
カイル:ホントにぶっ飛んでたよな。レコーディング中に逆立ちしだしたりしてたし。円になってサザン・コンフォートのリッターを片手に曲作りをしたのを思い出すよ。曲の最後に行くたびに半パイント飲まなきゃいけないとかそんなことをやってた。結局揉め出したんだよな。
【4曲目:ワン・オフ・プリテンダー】
「全国警察24時、ザ・ビューを追え!」
キーレン:DJライブをやったアバディーン(スコットランドの都市)で逮捕されちゃっんだよ。俺らの乗ってたバスがダンディー(彼らの地元)への帰り道に警察に止められて。んで俺とカイルがおろされて逮捕されたってわけ。
カイル:バスの中は猿の集まりみたいだったよ。「お前ら落ち着けよ。」って俺は言ってたんだけど、やつら(警察)に「お前、出ろ。」って言われちゃった。
キーレン:基本的にはそのことについて歌った曲。ライブで演奏しながら警察に嫌味も言えるからいい曲だよな。でもやめろって言われたよ。俺の仲間のジミーはマジもんの陰謀論者で警察の文句ばっかり言ってるといつか殺されるっていうんだ。この曲の最初のバージョンはダンディーのザ・ホワイト・ホースっていうパブでレコーディングしたんだ。その時は完全にラップ調の曲だったんだけど少し危なっかしい感じだった。だからそんなにラップ調にならないように変えたんだよ。
以下part2へと続く。
カイル&キーレンによる新作『フィッチ・ビッチ?』全曲解説part.2は、2月16日に更新予定です。