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    開催直前! ノエル、ベック、NINら豪華アーティストらが集う「SUMMER SONIC 2018」の見どころを徹底対談!

    開催直前! ノエル、ベック、NINら豪華アーティストらが集う「SUMMER SONIC 2018」の見どころを徹底対談!  - 『rockin'on』2018年9月号より『rockin'on』2018年9月号より

    8月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、東京と大阪の2会場にて開催される「SUMMER SONIC 2018」。

    『ロッキング・オン』9月号では、そんなサマソニの前日8月17日(金)に行われる「SONICMANIA」と合わせ、両フェスの見どころを『ロッキング・オン』編集長の山崎洋一郎、音楽ライターの粉川しのが対談形式で語りあった特集記事を掲載している。

    ここでは、記事より東京会場をメインに、ソニマニ、そしてサマソニ各日の見どころを一部抜粋して掲載する。


    「SONICMANIA」(8月17日)


    山崎(以下、山)「まず、東京で金曜夜に行われるソニックマニアから。ナイン・インチ・ネイルズマイ・ブラッディ・ヴァレンタインが同じステージで観られるという。そこに、電気グルーヴコーネリアスアンクルマシュメロも!」
    粉川(以下、粉)「こんなにチルタイムがないソニマニは久々ですよね?」
    山「そうだね。ここ最近のサマソニにおけるソニックマニアって、物凄く充実してて。その後の2日間と変わらないくらい、ある意味それ以上のラインナップだったけど……」
    粉「今年は、テーマもきっちりトータルで決まっていますよね。近年のソニマニは、ダンスもののアクトが続く中で、いきなりリアムがいたり、EDMで盛り上がっているムードの真裏でカサビアンがやっていたり、全体の流れとは別にバンドものが飛び込んでくる感じだったけど、今回はNINとマイブラを軸に、クリスタル・マウンテンが作られている」
    山「NINは、強力なアルバム『バッド・ウィッチ』が出たばかりだし」
    粉「前回のNINは、嵐の時?」
    山「フェスでは前回の来日は嵐のフジロック、その前は嵐のサマソニ」
    粉「今回は落雷を心配せずに、雷みたいな爆音を浴びられる(笑)」


    「SUMMER SONIC 2018」1日目(8月18日)


    山「そして、サマーソニック東京初日。マリン・ステージは、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズマシュメロショーン・メンデス……といったラインナップになっています」
    粉「やっぱり、ノエルが象徴的ですよね。前作『チェイシング・イエスタデイ』の時にフジに来て。あれは、ノエルのギター・ロック・レジェンド的なところを、オーセンティックに聴かせるアルバムで、フジの環境でのんびりゆったり聴くのにぴったりだった。対して今回の『フー・ビルト・ザ・ムーン?』は、いわばモダンなことをやった初めてのアルバムじゃないですか」
    山「ニュー・モード」
    粉「そう。ニュー・モード・ノエルなんで、幕張や大阪のような、ちょっとシティな環境が合ってるんじゃないかな」
    山「フジで観たノエルとは、全然違う感じになりそうってことだよね。今回のライブは、ダンス・アクトみたいなんだってね」
    粉「そうですね。私も去年U2の前座のスタジアムで、8万人の前でやるノエルを観たんですけど、今のライブはむっちゃいいですよ! バンドもいいんですけど、それこそ90年代のアンクルを彷彿させるビート感覚っていう」
    山「いわゆる、ロックっぽいダンス・グルーヴね」
    粉「そう、ダンス・ロックです。また、今、この人ボーカルもいいので、そういう意味でノリにノってますね。サマソニに出るのは13年ぶり? 2005年のオアシスぶりじゃないですか」
    山「そうか!」
    粉「去年リアムが出て、今年ノエルが出てっていう。オアシス・ストーリー的にも美しいと思います」


    「SUMMER SONIC 2018」2日目(8月19日)


    山「そして東京2日目! マリン・ステージの注目は、ベックチャンス・ザ・ラッパーマイク・シノダ(・オブ・リンキン・パーク)あたりですか」
    粉「山崎さんは、去年のベックの武道館は観ました?」
    山「武道館じゃなく、(新木場)スタジオコースト公演を観ましたね」
    粉「武道館とコーストは全然モードが違ったんですよね。武道館がオールキャリア・セットで、コーストは『カラーズ』の新曲を次々ライブ初披露する試運転セットだった。今回のサマソニは、昨年のコーストではまだ青写真だったものを完璧に仕上げてくるんだろうと」
    山「きっと、相当なものを観せてくれるはずだよね」
    (中略)
    山「『カラーズ』はカラフルなアルバムだから、ステージングも含めてどう表現されるかが、めちゃくちゃ楽しみだよね。そして何よりチャンス・ザ・ラッパー、ほとんどの人が初めて観るっていう」
    粉「どんなステージなんですかね?」
    山「最っ高でしょ! 観たことないけど(笑)。まあ、今最も観たいライブの3本の指に入るよね」
    粉「チャンスに関しては、直近10年のサマソニがやってきたことの集大成ですよね。ロック・フェスの固定観念がまだあった時代にビヨンセやジェイ・Zを呼んで、積み重ねてきたヒップホップの流れ、その成果」
    山「そうだね。また、チャンス・ザ・ラッパーは狙い目でもあると思っていて、アメリカだとチャンス・ザ・ラッパーよりさらにビッグなアーティストもいるけど、日本に呼ぶにはギャラが10倍みたいなことになるから。でも、チャンス・ザ・ラッパーは呼べるっていう」




    対談ではこの他、フライング・ロータスクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジテーム・インパラ、さらに今が旬のペール・ウェーヴス、ドリーム・ワイフといったアーティストらの見どころなどが語られている。

    開催まで一週間を切った「SONICMANIA」、「SUMMER SONIC 2018」。
    『ロッキング・オン』9月号掲載の本記事でぜひ予習を!



    「SUMMER SONIC 2018」対談の模様は現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。
    ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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