間もなく夏休みが終わるはずの多くの学生(大学生はもう少し続くのかな)も、家族連れも、みんなで歌い、踊り、笑って泣く、解放のための祭事としか呼び様のないものが、そこにはあった。騒がしくて如何わしくて下世話なのに、強烈な浄化作用をもたらす空間だった。
WANIMAはそういう空間を作りたかったのだと思う。7万人の人々は、平成最後の夏を忘れないだろう。とても暑い日に、我々はWANIMAと過ごした。その体験は、いつか大切なときに、何度でも思い出として蘇るだろう。後日公開のライブレポートを書くので、そちらもぜひお楽しみに。(小池宏和)