『ドリームス』25周年盤リリースのクランベリーズ、ドロレスの死を受け活動終了へ。メンバーが晩年のドロレスの健康状態を語る

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今年の1月にドロレス・オリオーダンを亡くしたクランベリーズだが、メンバーたちが「The Guardian」のインタビューに答え、『ドリームス』の25周年記念ボックス・セットを10月にリリースした後、バンドとしての活動を終了すると明言していたことが明らかになった。

46歳で亡くなったドロレスだが、晩年は「精神的な問題」を抱えていたという。このことについて、ドラマーのファーガル・ロウラーは以下のようにコメントしている。

彼女が自分の精神的な問題について話すようになったのはここ数年になってからのことだったんだ。なぜなら彼女自身が自分の問題について分かってなかったから。

何人かのセラピストと会って、自分が問題を抱えていることに気づいて、それで治療を受け始めたんだよ。


さらに、ギタリストのノエル・ホーガンは次のように語っている。

彼女は以前よりもずっと自分自身を取り戻してたね。特に去年リハーサルをしていた頃はそうだった。

彼女に合ってる薬の組み合わせが見つかって、問題を抱えているなんて思えないくらいだった。何か対処しなきゃいけないような場面さえなかった。

一番大変だったのは彼女の腰痛で、ライブでは以前のように自由には動けなくなってたね。



未発表曲も収録されている『ドリームス』の25周年記念ボックス・セットは生前のドロレスと共に制作を始めたもので、ドロレスの急逝のためリリースが延期されていたが、残ったメンバーにより10月19日にリリースされることが発表されている。

同ボックス・セットのリリースに合わせツアーの催行も予定していたというクランベリーズだが、ノエルは同作の制作はドロレスが集中して取り組めるものとしてうってつけだったのだと、以下のようにも語っている。

彼女は表舞台に戻ることをすごく楽しみにしていたし、僕たちにとっては大きなツアーだったから中国へ行くのも本当に楽しみにしてたんだ。

ドロレスはかなりたくさんのことを同時進行させていて、曲作りも絶好調だった。歌詞の面で、新作アルバムはすごく力強いものになってるよ。彼女はいつも、幸せな時は曲を書くのが難しいと言ってた。自分の人生を少し不幸にすると簡単に書けるっていつも言ってたんだ。

僕らはこのアルバムを出して、そして終わりにする。もはやこのバンドを続ける必要はない。



なお、「The Guardian」ではこのインタビューの後写真撮影を行ったとのことだが、ノエルは以下のようにコメントしていたという。

ドロレスと一緒だと、撮影もすごく簡単だったんだけどね。だって、どうすればいいかはっきり分かってるだろ。僕らは彼女の後ろに立てばいいだけなんだから。


『ドリームス』の25周年記念ボックス・セットの詳細は以下の記事より。

クランベリーズ、デビュー作『ドリームス』の25周年記念ボックス・セットが10月にリリース。未発表曲のアウトテイクなどを収録
1993年に発売されたクランベリーズのデビュー・アルバム『ドリームス』(原題:Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t Wet)が、発売25周年を記念して4CDボックス・セットで10月19日にリリースされることが決定した。 ヒット・シングルであ…
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