リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストとウェス・ボーランド、またトゥールのアダム・ジョーンズたちが、カリフォルニア州で発生している山火事により被害を受けていることが明らかになっている。
「Consequence Of Sound」によれば、この山火事によって周辺の町が焼かれ、何千人もが避難を余儀なくされており、多くの死者が出ていることが報告されている。
フレッド・ダーストは、Instagramのストーリーにて自宅が焼失したことを報告。1979年の映画『天国から落ちた男』のスティーヴ・マーティンの写真に自分の顔を合成した画像とともに「起きたら家が焼けてて、でも椅子と魔法瓶とパドルボールだけは救い出せた」と投稿したという。
また、ウェス・ボーランドは家が燃えている動画をInstagramに投稿し、「俺のペダルボード、ギター2本、アンプ2台、2×12キャビネット、ペダル数個など機材諸々がこの家の中にあった」とコメントしている。
さらに、トゥールのアダム・ジョーンズはInstagramに以下のように投稿している。
「ご心配と愛と支援に感謝します。このとんでもない事態に心が痛む。今回の恐ろしい山火事に被害を受けた人全てに神の恵みを。
俺たちの家が焼け残ることを願うよ。たとえ焼失しても、それは単なる『モノ』で、俺の親友(妻)であるコリンと2人の息子は無事で元気だ」
一方、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーは、自宅を守ってくれた近所の住人エリックに感謝しつつ、山火事で被害にあった人々へのメッセージをInstagramに投稿している。
「ジミ・ヘンドリックスが<Look at the sky turn a hell fire red/Someone’s house is burning down down down down>(“House Burning Down”)と歌った時、彼はこの南カリフォルニアのかすんだ景色を見ていたんだ。ロサンゼルスの空気は煙や灰や残り火で満たされ、危険はまだ過ぎ去っていない。
もし友達のエリックが避難命令を無視して、機転を効かせて庭のホースで一晩中ウチや近所の小さな火を消し続けてくれなかったら俺の家も昨夜焼失していたかもしれない。彼は勇敢で、美しく私心のない親切な男だよ。
だから俺は今日、何もかも失ったことからくる重たい疲労に耐えることなく子供達とふざけることができたし、爪を変な色で塗ることもできた。
まだ困難を脱したわけではないけど、エリックみたいな人がいれば俺たちは大丈夫だよ。こういう時は自分ができることを全部やって、互いを助け合い、互いの話を聞き、近所の人たちのために立ち上がらなきゃな。
共感こそすべて、それが俺たちの最も素晴らしい特質なんだ」