来月発表される第61回グラミー賞において、新人賞を含む4部門にノミネートされているグレタ・ヴァン・フリートだが、バンド名のもとになった女性が「グレタの音楽は好みじゃない」とコメントしていることが分かった。
「Detroit Free Press」のインタビューを報じた「Consequence of Sound」によると、バンド名はグレタの出身地であるミシガン州フランケンムースに住む、88歳のGretna Van Fleetという名の女性に由来しているという。
同インタビューでは、2012年に初めてライブを行うことになった時にバンド名が決まっておらず、当時のドラマーだったカイル・ホークの祖母にちなんで命名された経緯がベーシストのサム・キスカにより明かされている。
カイルの祖父がバンドの練習に孫を車で送りに来た際、「よし、楽しんでこい。Gretna Van Fleetのために木を切らなくちゃいけないから、練習が終わったら迎えに来るよ」とカイルに告げ、それを聞いたボーカルのジョシュ・キスカが「それがバンド名だ!」と言い、Gretna Van Fleetから「n」を省いてバンド名に使用するようになったとのことだ。
「Detroit Free Press」の取材に応じたGretnaさんは、「グレタの音楽は好みじゃないし、そのことをメンバーは知っています。でも、彼らはとても才能があるし応援しているわ」とコメントし、一番好きなバンドの曲は“Flower Power”だと述べていたそうだ。