2001年に出版されたモトリー・クルーの自伝『The Dirt: モトリー・クルー自伝』をもとにした映画、『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』が3月22日よりNetflixで配信される予定となっているが、ベーシストであるニッキー・シックスが自伝の内容について謝罪したことが明らかになった。
『The Dirt: モトリー・クルー自伝』の中にはニッキー・シックスが女性を「実質」レイプしたと綴られているが、「Rolling Stone」によると、これについてニッキー自身が「読んで知ってるだけで実際は覚えてない」、と以下のようにコメントしているとのことだ。
あの本に書いてある話は、読んで知ってるだけで実際は覚えてないんだよ。
自分が正気じゃなかったからという以外に、どうしてあんな話があの本に載ってるのか全くわからない。
ひょっとしたら相当話を盛ったか、あるいは(俺が)作り話をでっち上げたか。あれらの言葉は無責任だったよ。すまない。
『The Dirt: モトリー・クルー自伝』においては、ニッキーがとあるパーティーで女性を騙し、暗いクローゼットの中で彼とセックスをしていると信じ込ませたものの、実際の相手はドラマーのトミー・リーだったと綴られている。
その女性はその夜、これとは別に、ヒッチハイクで家に帰ろうとした際にレイプ被害にあったという。ニッキーはこの事件を知ったことにより、自分が「おそらくやりすぎた」ことに気づかされたとのこと。
つまりそれは、俺のがレイプじゃなかったことを意味していて、まずそれにホッとした。でも考えれば考えるほど、自分がほとんどレイプ同然のことをしたと気づいたんだ。
俺はゾーンに入ってて、そのゾーンにいる間は、結果がどうなるかなんて考えもしなかった。
なお、ニッキーは自伝に書かれたこうした自身の行いについて、「本の中には俺のひどい振る舞いが色々と書かれてる。今言えることは、俺たちはみんなそれをものすごく後悔してて、そこから色々と学んだってことだ」とコメントしているという。