ミック・ジャガーが、現地時間4月18日にリンカーン・センターで行なわれた新作バレエ『Porte Rouge』の初日で、姿は見せなかったものの、その声を聞かせたことが明らかになった。
「The Hollywood Reporter」によれば、ミックは2週間ほど前に経カテーテル大動脈弁置換術を受け回復中であったが、彼女であるMelanie Hamrickが手がけた同バレエ公演(Hamrickが“Sympathy for the Devil”や“Paint It Black”といったザ・ローリング・ストーンズの名曲に合わせて振付をしたもの)で終始バック・ステージにとどまり、「まだミック・ジャガーらしく見えない」から観衆の目を避けたいと関係者に語っていたということだ。
ミックは姿こそ見せなかったもののスピーカー越しに観客に向かって、「ミック・ジャガーです。どうかこの素晴らしい新作バレエと音楽を楽しんでください」と挨拶したという。
公演関係者によるれば、ミックは黒のジーンズに黒のジャケットとスニーカーという出で立ちで、Hamrickの手を握ったり、ダンサーたちを祝福したりしつつ最後まで上演を見届けたという。ミックは終演後のディナーには参加せず、Hamrickは同公演で使用されたチュチュのデザインを手がけたメアリー=ケイトとアシュレーのオルセン姉妹らと出席したということだ。
なお、手術後自身のSNSを更新し、順調な回復とファン、病院関係者への感謝を述べていた。
「応援のメッセージをくれたみんな、本当にありがとう。気分もかなり良いし、快方に向かっている。そして素晴らしい処置をしてくれた病院のスタッフにも大きな感謝を」