100%宮本浩次な衝撃のヒップホップナンバー“解き放て、我らが新時代”を聴いた!

100%宮本浩次な衝撃のヒップホップナンバー“解き放て、我らが新時代”を聴いた! - 『解き放て、我らが新時代』『解き放て、我らが新時代』
宮本浩次がソフトバンクのTVCMに書き下ろした新曲“解き放て、我らが新時代”のフル音源が配信スタートしましたが、みなさんもう聴きましたか?

もう何と言っても宮本浩次度100%の、ド痛快ヒップホップナンバー……と書きながら不思議に思った。ヒップホップという宮本にとっては新ジャンルの楽曲なのに、どうして100%なのだろう。新しいことをやれば「その人らしさ」は多少薄まるように思えるけれど、この曲は紛うことなく100%の濃度。少し考えて、宮本の歌と言葉のパワーがもんの凄くて、誰にも真似できないほど格別で、もはやヒップホップである以前に宮本浩次というジャンルだから、そんなシンプルな結論に達した。ソロ活動で宮本が新しいジャンルや物事に挑戦するたび「宮本浩次はやっぱり最強」と改めて痛感させられると思うと、ワクワクが止まらない。

それにしてもソフトバンクのCMは、作った人全員ファンなんじゃないかっていうくらい「わかってるなぁ」と嬉しくなってしまった。共演の広瀬すずがインタビューで「絵コンテの絵と宮本さんのお芝居が本当にそっくりだった」と言っていたけれど、これは宮本が芝居に寄せたというよりは、絵コンテを書いた本人が魅力を十分に理解していて「こう動く宮本さんが見たい!」と熱い気持ちで作ったとしか思えない。つまりあのCM、本当に最高です。


窮屈なことがあって息が詰まりそうになった時《しばられるな! 解き放て、理想像》という声が再生されると、急に強気なパワーが沸いてくる。もちろんエレファントカシマシでも、救われた楽曲はほぼ全部と言いたくなるくらい沢山あるが、今回の新曲はもっと何と言うか、距離感が近いのだ。実際に私の耳を引っ張りながら、直接あのパワフルな声を届けてくれている感覚。それはきっと、まっさらで何が起こるかわからない新しい道をがむしゃらに駆け抜けている宮本の姿をリアルタイムで見ているからなのかもしれない。《しばられるな!》、《永遠のチャレンジャー》という言葉は、新時代を生きる私たちにも、散歩という名のソロ活動で挑戦を続ける宮本自身にも向けられているのだろう。(渡邉満理奈)
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