ボビー・ギレスピーが語ったプライマル・スクリームの35年間――名盤『スクリーマデリカ』から最新作まで 、その変遷を辿る!

ボビー・ギレスピーが語ったプライマル・スクリームの35年間――名盤『スクリーマデリカ』から最新作まで 、その変遷を辿る! - 『rockin'on』2019年7月号より『rockin'on』2019年7月号より

これまで発表してきたシングル曲などを網羅した『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』を6月5日にリリースしたプライマル・スクリーム

『ロッキング・オン』7月号では、バンドのフロントマン、ボビー・ギレスピーに行ったインタビューを掲載。各オリジナル・アルバムについて、順を追って語ってもらっている。

アンドリュー・ウェザオールとの『スクリーマデリカ』(1991年)のレコーディングについて、制作段階ですでに名盤を作っているという自覚はあったのだろうか。

あった。アンドリュー・ウェザオールは当時アンダーグラウンドで活躍するハウスDJで、自分でリミックスした“ローデッド”の白盤をクラブでかけては、どの店でもとんでもない盛り上がりになってたんだよ。それで俺たちもアルバムがものすごく成功することになるんだろうという実感は得られていたんだ。


また、1997年の『バニシング・ポイント』については、作品のモチーフやインスピレーションに関して以下のように答えている。

『バニシング・ポイント』の頃は、『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』を終えた後だったから、とりあえずブルージーな音ではなくて、もっとヨーロピアンな音で、よりヒップホップで、ブラック・ミュージック的なところもあって、モダンなものをやりたいということはあったよ。

だから、『バニシング・ポイント』は90年代の総決算のようなアルバムだったんだ。90年代とはなんだったと訊かれたら、たくさんの人がブリットポップやビッグ・ビート、そしてドラッグをキメることだったというと思うんだけど、俺たちはそのどれについても巡礼のようにどっぷり浸かることになって、完全にダメージを受けたんだ。

だから、俺たちがこのアルバムで書いていたのはそんなカルチャーについてなんだよ。あの頃のドラッグ・カルチャーについて書いてたんだ。


インタビューではその他、失われたアルバムという扱いだったという『ライオット・シティ・ブルース』(2006年)や、そして現時点での最新アルバム『カオスモシス』(2016年)に至るまで、各アルバムの制作背景を詳細に語っている。

ボビーが語り尽くした35年にもおよぶバンド史の変遷と音楽的挑戦の数々、その全容は『ロッキング・オン』7月号にて確かめてほしい。



プライマル・スクリームのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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