ドームツアー「THE CINEMA」を終えて、新曲“Stella”をリリースしたSEKAI NO OWARIのロングインタビューをお届けする。僕は、どっちかっていうと不完全なものから学ぶ。どうしてこれが不完全なのか、これを逆に完全なものにするにはどうしたらいいのか、みたいな
アニメ『天幕のジャードゥーガル』のオープニングテーマとして書き下ろされた“Stella”は、主人公シタラが運命を駆け抜けるような疾走感のあるリズムに、同じく主人公シタラの情念や願いが込められたようなエモーショナルなメロディと歌詞が伴走する、セカオワの中では激しく熱い1曲になっている。Nakajinがどんな思いでこの曲を生み出したのか、Fukaseはこの歌詞に何を込めたのかを中心に、Saori、DJ LOVEはこの曲をどう捉えたのか、4人に語ってもらった。
そして、このインタビューの時にはまだ真っ最中だったドームツアー「THE CINEMA」についても、その経緯からコンセプトの意図、そして実際にステージでは何が起きていたのかをじっくりと語ってもらった。今、どのアーティストも大きな会場でのライブで「映像」をどう取り入れるかというテーマに向き合っているが、今回の「THE CINEMA=映画」というコンセプトは実に見事で、セカオワの音楽表現にもこれ以上なくマッチしている。2013年の富士急ハイランドでの30メートルの巨大樹のセットに始まり、実物大の洋館を組んだ2016年の「The Dinner」のツアー、ドーム会場のステージ上に遊園地が出現した2022年のツアー「Du Gara Di Du」と、「表現」と「エンターテインメント」の両立を見事に実現してきたセカオワが、「映像」というテーマに向き合うとこんなにもオリジナルで画期的なものになる、ということが証明されたツアーだったと思う。このチャレンジのこれからの可能性についてもしっかりと話してもらった。インタビュー=山崎洋一郎 撮影=Genki Nishikawa
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年10月号より抜粋)





