アーティストの個性的な着こなしがヤリ玉に、2007年ワースト女性ドレッサー発表

アメリカのファッション評論家ミスター・ブラックウェルが毎年発表している恒例のワースト・ドレッサー賞ランキングの2007年度版が1月8日に発表された。

1位には、ファッション・センスに定評のあるスパイス・ガールズのポッシュことヴィクトリア・ベッカムが選ばれた。ヴィクトリアは毎年発表されている同ランキングとは無縁の存在だったが、昨年のスパイス・ガールズの再結成ニュースや夫のデビッド・ベッカムのロサンゼルス・ギャラクシー移籍に伴い、これまで以上にアメリカのメディアへの露出が増加したことも原因と考えられる。ブラックウェルは「不機嫌な顔をして細いミニスカートの奇怪な姿を次々と披露し、ミニスカートを台なしにしている」と辛口コメントを。

また2位には、お騒がせ歌姫=エイミー・ワインハウスがランクイン。極太アイライン、黒髪の特大ヘアなど、強烈なオリジナリティを放つスタイルは、シャネルやクロエといった超人気ブランドのデザイナーを務めるファッション界の権威=カール・ラガーフェルドに「スタイル・アイコン」「現代のブリジット・バルドーだ」と褒め称えられているが、ミスター・ブラックウェルは「頭は爆発しそうなハチの巣、下は趣味の悪い水玉模様」と酷評している。

このほか、ランキング10圏内には、ファーギー(4位)、ケリー・クラークソン(5位)、アヴリル・ラヴィーン(7位)、ジェシカ・シンプソン(8位)、リンジー・ローハン(9位)らシンガーとして人気を博すアーティスト達の名前がずらり。ミスター・ブラックウェルには酷評されているものの、一方でどのアーティストも海外/日本問わず女性誌などでファッション・スナップが多数掲載されるなど、トレンドだけにとらわれない独自の着こなしは注目度が高い。

なお、同時に発表されたベスト・ドレッサーの1位に輝いたのは女優のリース・ウィザスープーン。シンガーでランクインしたのは3位のビヨンセだけだった。ワースト/ベスト10リストは下記のとおり。

<ミスター・ブラックウェル 女性ワースト・ドレッサー2007>
1. ヴィクトリア・ベッカム
2. エイミー・ワインハウス
3. メアリー・ケイト・オルセン
4. ファーギー
5. ケリー・クラークソン
6. エヴァ・グリーン
7. アヴリル・ラヴィーン
8. ジェシカ・シンプソン
9. リンジー・ローハン
10. アリソン・アーングリン

<ミスター・ブラックウェル 女性ベスト・ドレッサー2007>
1.リース・ウィザースプーン
2.ジヤマイヤ・カーン
3.ビヨンセ
4.アンジェリーナ・ジョリー
5.ヘレン・ミレン
6.ニコール・キッドマン
7.ケイティ・ホームズ
8.キャサリン・ヘイグル
9.ケイト・ブランシェット
10.ケイト・ミドルトン
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