ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズの全楽曲を覚えていることはできないと明かしている。
「Radio X」によると、ポールは過去60年に渡りビートルズの曲を歌い続けてきてはいるものの、バンドメイトに教えてもらったり、昔のレコーディング音源を聴いて記憶を呼び起こすのだという。
「Daily Mirror」紙のインタビューに応えたポールは、以下のように語ったそうだ。
全部を覚え直さなきゃいけないんだ。ものすごい数の曲を書いてきたから、さすがに全部覚えているのは無理だよ。リハーサルに入ると「ああそうだ、そこはそうだったね」っていう感じなんだ。
さらに、ビートルズの楽曲を「かなり良い」と思っているかどうか訊かれると、ポールは笑って以下のように答えたという。
そう思うよ。本当にそう思う。昔の曲のなかには、「へえ、気が利いてる。自分だったらそうしなかっただろうな」と思うものがあるよ。それが今でも有効だと思えるというのは嬉しいよね。僕らはリバプールから出てきた小さなロックンロール・グループで、ただひたすら前に進んでいたんだ。
なお、ポールは1946年に公開された映画『素晴らしき哉、人生!』のミュージカル版にて、初めてミュージカル音楽を手掛けることが明らかになっている。