比類なきビートで新次元を切り拓いたロック・ドラマーたち――究極の45人にフォーカスする徹底レビュー、没後40年を迎えたジョン・ボーナム決定的インタビュー、そして、邦楽シーンをリードするドラマー3人の徹底討論!

比類なきビートで新次元を切り拓いたロック・ドラマーたち――究極の45人にフォーカスする徹底レビュー、没後40年を迎えたジョン・ボーナム決定的インタビュー、そして、邦楽シーンをリードするドラマー3人の徹底討論! - 『rockin'on』2020年9月号より『rockin'on』2020年9月号より

9月25日は、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムが急逝してから満40年の命日だ。ボンゾの愛称で親しまれたこの巨星は、世界のあらゆる歴代ベスト・ドラマー・ランキングで首位を独占する革命的な存在だ。

それはなぜかといえば、ドラミングのテクニック云々を超えて、ブルースという大いなるルーツの時空を揺さぶって前人未到のロックを鳴らすというツェッペリンの野心を、異次元ともいえるビートで形にしてみせたからである。

そして、ここに登場する究極のロック・ドラマー45人は、いずれもボンゾのような革新的なグルーヴの創造者だからこそ「究極」なのだ。

例えば、破格の「リード・ドラム」でザ・フーを絶頂に導いたキース・ムーンのような存在もいれば、ミニマルも極まるドラミングによって「自分たちを制限することで解放される」というジャック・ホワイトのコンセプトを成就させたメグ・ホワイトのような存在もいる。

さらに、ザ・バンドという類い稀な集合体が生み出すケミストリーをこよなく愛し、それを深めることに専心したリヴォン・ヘルム、2020年代のリスナーに再発見されるべきビートの宇宙を構築したヤキ・リーベツァイト、ニルヴァーナの世界観に巨大なドラマを生み出したデイヴ・グロールなど――彼らは皆、ロックの可能性をとてつもなく押し広げた。

これは、ドラムという視点から浮き彫りにされたロックの革命史でもある。

彼らが活躍した年代順に並べ、ロッキング・オンのライター陣による渾身のテキストが連なることで、その変遷と進化がより鮮明になったと思う。

ボンゾ自身の超貴重な1975年のインタビュー(ツェッペリン史上でも至高の名演アールズ・コート5デイズ直後の取材)、現在の邦楽シーンを代表する精鋭ドラマー3人の徹底討論と併せてお楽しみいただきたい。 (茂木信介)



また、「究極のロック・ドラマー」の巻頭特集には、以下のコンテンツが掲載されている。
★究極の45人にフォーカスする徹底レビュー:キース・ムーン(ザ・フー)、ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)、リヴォン・ヘルム(ザ・バンド)、ヤキ・リーベツァイト(カン)、ビル・ブルーフォード(イエスキング・クリムゾン)、スチュアート・コープランド(ザ・ポリス)、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、デイヴ・グロール(ニルヴァーナ)、ダニー・ケアリー(トゥール)、クエストラヴ(ザ・ルーツ)etc.
★没後40年を迎えたジョン・ボーナム、1975年の決定的インタビュー
★邦楽シーンをリードするドラマー3人の徹底討論:オカモトレイジ(OKAMOTO'S)、柏倉隆史(the HIATUStoe)、勢喜遊(King Gnu



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