ジュリアン・レノン、父ジョン・レノンが殺された当時を振り返り、その胸の内を語る

ジュリアン・レノン、父ジョン・レノンが殺された当時を振り返り、その胸の内を語る

ジョン・レノンの生誕80年を祝して、英BBCが特別番組を製作し、息子であるショーン・レノンポール・マッカートニーや義兄であるジュリアン・レノンインタビューを行った。その際、父親が殺害された当時をジュリアンが振り返り、その胸の内を語った。

1980年12月8日、ジョンはニューヨークのダコタ・ハウスの前でマーク・デイヴィッド・チャップマンに背中から銃弾を撃ち込まれ、病院に搬送された後に息を引き取った。

FAR OUT」によると、ジュリアンはジョンが亡くなる前に、父親と交わした会話について語っていたという。

「父と僕は上手くいっていて、もっと電話で話すようになっていた。僕は15か16、17歳だったかな。その当時、僕はノース・ウェールズに住んでいて、半年か1年ほど寄宿学校でも過ごして、やっと自宅に戻ったことを覚えてる。

僕は母の家に住んでいて、卒業が迫っていた。父が電話越しに、“Starting Over”を演奏してたのを思い出すよ。父はその曲をミックスしたばかりで、電話越しに演奏してくれた。僕はルシンという町のキャッスル・ストリートと呼ばれる通りにある家の屋根裏に住んでたんだけど、その曲を聞いてすごく気に入ったのを覚えてるよ。本当に気に入ったんだ。

父の新作『ダブル・ファンタジー』に何を期待できるかわからなかったけど、それを聴いて父にどれほど気に入ったか伝えたよ。その後に事件が起きたんだ」


続けてジュリアンは、その後に父親が殺害されたニュースを知ったと明かしている。

「まさに事件の当日かその夜か、数日後かはわからないけど、その辺りの真夜中に家の煙突が僕の部屋に落ちてきて、目が覚めて訃報を知ったんだ。

(亡くなる前に)父がハッピーな場所にいて、すごく幸せで好きなことをしていて、その時、僕に“Starting Over”と新作の他の曲をいくつか演奏してくれたのを聴けたことを、ただ最後の瞬間として思い出す。父が幸せだったことを嬉しく思うし、他の次元で父と再び会えることが楽しみにしているよ」


なお、同番組ではポール・マッカートニーがショーンの質問に答え、ボブ・ディランから受けた影響やジョンとの出会いについて語っている
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