9月30日に配信された新曲"YOLO”を引っ提げた約10ヵ月ぶりとなるワンマン、定刻になるとメンバーが颯爽と登場し、まずは"Amenity"で幕をあける。Vo.菅原達也が「今日は声が出せないけど、心の中で一緒に歌ってくれると嬉しいです」と呼びかけた”マイ・パルプフィクション”、そしてKeyの出嶋早紀がリードボーカルを務める”あたしのジゴワット”が次々と展開されていく。
またリバーブがきいたギターの音色が心地よい新曲”きみのもの”も初披露され、こちらも今後の音源化が楽しみな一曲に仕上がっている。
「これは完全に僕からの命令ですけど、どんなに嫌なことがあっても絶対に生きていてください。これは僕たちとみんなの約束です。そんな思いでこの曲のサビに《無理しないようにしようぜ》という言葉を入れました」。
曲や歌詞そのものはコロナ禍になる以前から存在していたという"YOLO”だが、
そのメッセージは驚くほど「今日的」だ。同時に、より多層的になったコーラスワークや打ち込みを多用したサウンドスケープなど、さらに進化したバンドの現在地を明快に伝えてくれる。ひとまず新たな一歩を踏み出しため組だが、この日の新曲群が指し示したモードには、大きな期待を寄せてしまう。
冒頭に述べたとおり、本公演は「Streaming+」にて生配信が行われ、
10月11日(日)23:59までアーカイブの配信も行われている。
●リリース情報
『YOLO』
●MV情報
『YOLO』Music Video
●ワンマンライブ情報
「め組 LIVE 2020 -YOLO-」
アーカイブ配信:10月11日(日)23:59まで配信中
視聴チケット:2,000円