キッスのジーン・シモンズが、過去にエディ・ヴァン・ヘイレンの車に乗せてもらったときに、かなり怖い思いをしたエピソードを披露している。
「Blabbermouth」によると、ポッドキャスト番組『The Dennis Miller Option』に出演したジーンが、1980年代半ばにメタリカのライブのバック・ステージで、エディと遭遇した時の想い出を振り返った。
当時、注目を集め話題になり始めていたメタリカをチェックするために、ジーンはカリフォルニア州ロング・ビーチ・アリーナへ足を運び、その場にいたエディと一緒にステージに上がってキッスの曲“Cold Gin”を演奏したという。
ライブ後にエディに挨拶したジーンがロサンゼルスへ戻ると伝えると、エディに一緒に出掛けようと誘われたため、自分のリムジンの運転手を帰らせてエディのジープに乗り込んで同行することに。
しかしエディの車は、1970~80年代にかけて放送された戦争コメディ・ドラマ『マッシュ』に登場するヘリコプターのように、シートベルトは付いていたがドアがなかったとのこと。さらにエディはタバコをふかしながら、時速160キロものスピードでフリーウェイをブッ飛ばし、ジーンは必死で車にしがみついていたと明かしている。
ジーンは恐れを抱かない男であるかのように振舞っていたが、死ぬほど怖くてエディにスピード落とすように言うと、エディが「なんで? 何て答えていいのかわからないよ」と切り返されたそうだ。
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