ブルーノ・マーズ、アーティストがグラミー賞に苦言を呈するなか、自虐を交えたジョークを投稿


先日、2021年2月1日(月)に授賞式が開催される第63回グラミー賞のノミネーションが発表されたが、そのラインナップについて、有色人種のアーティストが冷遇されている点を、ザ・ウィークエンドニッキー・ミナージュらがSNSで指摘している。


ニッキーは過去のグラミー賞を振り返り、「Billboard」チャートに7曲が同時にランクインし、過去10年においてリリース初週でどの女性ラッパーよりも大きなヒットを放ったにもかかわらず、自分ではなく白人男性アーティストであるボン・イヴェールに最優秀新人賞を与えたと批判していた。

そんななか「Metro」によると、同賞のノミネートや受賞を逃して非難の声を上げるアーティストを尻目に、ブルーノ・マーズがInstagramに次のような投稿をアップしたという。


ブルーノは笑顔でカメラを指差した自身の画像に、「音楽をリリースしなければ、グラミー賞を逃すこともない。#考えてみて」とキャプションを添えている。

ブルーノは、2016年に『24K Magic』をリリースしてからニュー・アルバムを発表しておらず、「作品を出さなければ、グラミー賞にノミネートされるかどうかを気にする必要もないよ」と自虐的なジョークを発していた。

この投稿により、ファンのなかには「ブルーノが新作の到着をほのめかしているのかもしれない」と考え、ニュー・アルバムに関する質問が次々に投げかけられていたが、現時点でブルーノは答えていないようだ。

なお、グラミー賞のノミネートを逃したザ・ウィークエンドは、「グラミー賞は腐ったままだ。彼らは僕とファン、そして業界に透明性をはっきりとさせる責任がある……」とツイートして不満を示していた。




『ロッキング・オン』最新号のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。


『rockin'on』2020年12月号