1970年代にアリス・クーパーがエルヴィス・プレスリーと会ったときに、銃を向ける展開となった奇妙なエピソードを回想している。
「Ultimate Classic Rock」によると、英BBCの番組 『Never Mind the Buzzcocks』に出演したアリスが、ラスベガスのヒルトン・ホテルでエルヴィスと会った日について語った。
アリスは、女優のライザ・ミネリとシンガーのチャビー・チェッカー、ポルノ女優のリンダ・ラヴレースと一緒にエルヴィスの部屋を訪れると、床中に数多くの銃が散乱していたという。
エルヴィスに、「やあ。君は蛇を飼ってる人だよね?」と質問されたアリスがキッチンに連れて行かれて、エルヴィスが引き出しを開けたとのこと。
「彼が引き出しを開けて、弾が込められた38口径、スナブノーズ38口径を取り出した。それを俺の手に置き、『相手の手から銃を奪う方法を見せるよ』って言われたんだ。
俺の肩に乗った小さな悪魔が『彼を撃て』と囁いたけど、反対側にいる小さな天使が、『彼を殺すな、ただ傷を負わせろ』って言ってたよ。どうするか決める前に俺は床に倒れて、彼のブーツが俺の喉に置かれてた。それで俺は、『うわあ! すごいよ、エルヴィス』って言ったのさ」
アリスにとってエルヴィスとの対面は奇妙な体験となったようだが、アリスは、「彼は素晴らしいキャラクターだったよ。すごく面白い人でさ。だけど、彼はエルヴィスだったからね」と、思い出のエピソードを締め括っていた。
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