ライブエンタテインメントの未来がここに!
アーティストの新たな魅力と出会えたオンラインライブを徹底レポート!!
文=海津亮 レポート=小川智宏 撮影=YU KUBO(ライブ写真)
「リアルライブの代替ではないまったく新しいエンタテインメント」を目指して昨秋スタートしたJAPAN ONLINE FESTIVALですが、開催日を拡大した今回も4日間合計で約3万7000人もの方が視聴してくれました。
現在各所で行われているオンラインライブは、アーティストにとっても視聴する側の参加者にとってもまだ生まれたばかりの表現形態です。それぞれが試行錯誤を繰り返しいろいろな形を模索しているのが現状です。果たして何が正解なのか、未だ明確な答えは見つかっていないのかもしれません。
そんな中、我々ロッキング・オンからの提案がこのJAPAN ONLINE FESTIVALです。巨大LEDの前で繰り広げられた各アーティストのパフォーマンスは音楽と映像が画面越しに融合した、ライブエンタテインメントの未来を感じさせるものだと確信しています。
第二回目の今回も開催当日、参加者の皆さんと同時に視聴することが可能な出演アーティスト本人達が、一緒になってSNSにいろいろな想いを発信してくれました。そこにはリアルライブではあり得ないオンラインライブ独特の新しいグルーヴが存在しています。今後まだまだ我々自身が気づけていない新しい発見があるかもしれません。
有観客のライブが少しずつ復活する兆しがみえてきています。とても嬉しいです。そして、リアルライブの代替ではないJAPAN ONLINE FESTIVALの真価が問われるのがこれからです。オンラインライブでアーティストの新しい創造性や魅力を発見し、だからリアルライブ、リアルフェスにも参加したくなる。JAPAN ONLINE FESTIVALを通してそんな循環を作りたいと思います。
20組の出演アーティストが配信画面の前で繰り広げたオンラインならではのパフォーマンスをたっぷりレポートします。(海津亮)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年6月号より抜粋)