2021年に「ロックの殿堂」入りするアーティストが発表されたが、候補になっていながら選考から外れたメタル・バンドについて、ロックの殿堂でCEOを務めるグレッグ・ハリスがコメントを発表。加えて、キッスのジーン・シモンズが、アイアン・メイデンが殿堂入りしなかったことに苦言を呈している。
「Audacy」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、CEOのハリスは、候補になっていたアイアン・メイデンやジューダス・プリーストがロックの殿堂に選ばれなかったことについて、こう述べている。
「興味深い意見ですね。我々はあらゆる形のロックンロールを大切にし、そういったアーティストは候補になっています。我々は、(アイアン・)メイデンとジューダス・プリーストをノミネートし、デフ・レパードは殿堂入りしました。
候補になったアーティストの80%は最終的に殿堂入りしているため、要(かなめ)となるのは彼らをノミネートし続けて投票用紙に載せ、投票機関に送ることです。投票では16アーティストが指名されるため、全員が殿堂入りできる訳ではありません」
そして、今年の選考からアイアン・メイデンが漏れたことについて、その不満をジーン・シモンズがツイートしている。
「ロックの殿堂は(アイアン・)メイデンを殿堂入りさせないなんて、まがい物だ。最低だ!」
なお、2021年はフー・ファイターズ、ジェイ・Z、トッド・ラングレン、ティナ・ターナー、キャロル・キング、ザ・ゴーゴーズの殿堂入りが発表されている。
『ロッキング・オン』最新号のご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。