ReVision of Sence、解散を発表。6/14にラストワンマンライブ開催

ReVision of Sence、解散を発表。6/14にラストワンマンライブ開催
ReVision of Senceが、6月14日(月)に行われるラストライブをもって解散する。

これは、5月22日にバンドのオフィシャルサイトにて発表されたもの。偉町大介(G)が脱退を申し出たことをきっかけにメンバー内で話し合いが行われ、解散という決断に至ったという。

ラストライブは「ReVision of Sence LAST ONEMAN LIVE」と題され、6月13日(日)にESPエンタテインメント大阪CLUB GARDEN、14日(月)に大阪Banana Hallにて、2日間にわたり開催される。6月13日(日)の公演はファンクラブ限定イベントとなり、チケットは両公演ともに5月25日(火)20時より発売がスタートする。

ReVision of Senceは、2011年から活動開始し、河井教馬(Vo)、偉町大介、嘉藤康介(G)、上村元隆(B)、辻友遥(Dr)からなる、大阪を拠点に活動していた。2015年には「SUMMER SONIC」に出演し、初の全国流通盤『宣戦布告の7ヵ条』を発表。年間約120本のライブを行っていた。


【河井教馬(Vo) コメント】
いつもリビジョンを応援してくれててありがとう。
そして突然、解散の報告なんてしてしまって本当にごめんなさい。

まず、解散の理由は何か?と聞かれれば、僕は僕自身の人間性だと思ってます。

解散の話が決まった時、一番に頭に浮かんだのは応援してくれてるみんなの悲しむ顔でした。考えるとほんとに胸が痛かったです。
最後に直接ありがとうと言えない人たちがたくさんいることだけがほんとに心残りです。

自分のことしか考えられない僕がこんな風に誰かの顔を真っ先に思い浮かべられるようになったのも、紛れもなく応援してくれてるみんなのお陰です。
みんなの存在はずっと僕の心の支え、生きる希望でした。

バンドがなくなって、この先自分がどうなっていくのか想像もつかないけれど、まだ伝えたいこともあるし、救いたい人もたくさんいる。
だからいつかまた、若き僕を救ってくれた音楽で何かを発信していきたいです。

今は色んなことがあって少し疲れちゃったという気持ちが本音ですが、この間渋谷でライブをした時に目の前にあんなにたくさん自分たちを求めてくれる人がいる景色を見ると早くライブしたいなぁなんて思いました。

みんなに次いつ会えるのかとか考え出すと怖い気持ちもあるけれど、またどこかで会える事を信じて日々努力します。

ほんとにありがとう。

このバンドが僕のすべてでした。

すべてを捨ててしまえるくらい、すべてを注ぎ込んできました。正しかったのか間違っていたのかそれはわかりません。

リビジョンを応援してくれているみんな、支え続けて下さったスタッフの皆さん、メンバーの4人。

たくさんの夢を見させてくれてありがとうございました。


そしてメンバー4人へ。
君たち4人と出会えたからこのバンドだった。仕事以外で普通に出会えてたら仲の良い友達にでもなれてたのかな。

けれど楽しいだけでは戦えない世界でそこで生き残る覚悟を日々問われ続けるうちに、同じ目線で話が出来なくなっていったように思います。

ボーカルのオレががなんとかしなきゃバンドが消える。そんな事をずっと考えてました。オレもきっと限界なんてとっくに超えてしまってたんだと思う。

ほんとはもっと気軽に相談したりできたら良かった。下手くそでごめん。

出来るだけ優しくありたい気持ちと、そんな事を考えてる余裕もないくらいに残酷に下され続ける周りからの評価との間でずっともがいていました。

「助けてくれ」と言いたいけれど「オレがやるしかない」という現実で優しさも笑顔もいつしかなくなっていろんなキツい言葉をぶつけるようになってたと思います。

これは僕の弱さ以外の何物でもないです。

じーつー、大ちゃん、こーすけ、上村、ごめん。優しくいられなくて。

また何年後かに笑いながら焼肉でも食べられたらいいなぁ。

河井教馬

【偉町大介(G) コメント】
まずは解散という発表で悲しい思いをさせてしまったみんなにごめんなさいと謝りたいです。
ここまで頑張ってこれた、ここからまだまだひっくり返していくつもりでいたのですが僕自身の限界が来てしまったので今回の話は僕から切り出しました。

正直に話したいのですこし長くなってしまうかもしれません、それと最初に言っておきたいのは誰が悪いという話ではありません。

10年を共に過ごしたこのバンドはすこし特殊で友達同士で始めたわけでもなく全員が売れるためにはなんでもする、そして河井教馬という人間をトップに押し上げるために感情を押し殺してでもやり遂げるつもりでいました。
かずまから「俺はこんな我儘な性格だけどこれじゃないとリビジョンは終わっていく、だから我慢してくれるか」と東京でのライブが増えたあたりに話し合いがあったくらいに、これからのバンドに必要なことだとメンバー全員それを受け入れて活動していました。
それと同時にたくさんのものを犠牲にしてきたと思います。

とてつもなく刺激的な活動をしてきた裏側では、かずまともたくさんのことがありました。
だらしない僕に喝を入れ続けてくれたおかげで今の自分はあります。

でもそれが時に鋭すぎてきつくて耐えれない瞬間がたくさんありました。
感情を押し殺していないと続けれない状態でした。
自分は大丈夫、耐えられる、今までだって乗り越えてきたじゃないかと言い聞かせてきましたが。
2018年のZeppファイナルの名古屋で体調を壊してしまいました。
なんとか騙し騙し大阪と東京もやり終えれたのですが頑張りたい気持ちとは真逆に感情が追いつかなくなりリリース予定のCDの制作をすっ飛ばして引きこもってしまいました。
もう戻れないと思いながらもリビジョンを辞める勇気もなく体調がマシな頃合いを見て徐々に日常に戻れるように、もう一度頑張ってみようと思いました。
その時に「そこから這い上がって戻ってこれた人間は絶対に大丈夫」と背中を押してくれたのはかずまでした。

僕は助けれていたかわからないけど、お互いのことを気にしつつも助けあって傷つけあっていたように思います。
友達という感覚でもなくどう話していいかもわからずボロボロだったけどなんとかバンドで繋がっている状態でした。

それでも目標は一つ、それに向かってTwitterで動画を始めたりYouTubeを始めたり、バンド一筋だった人間がバンドのために新しいことに挑戦することの大変さを目の当たりにしました。
精神的にかなりきつかったと思います、その反動がメンバーに向いていたんだと思います。

かずまは優しくありたいだろうけどそれができない葛藤もあったと思います、結果的に僕自身が河井教馬と一緒にやれないと判断し、抜けるという旨を伝えました。

このメンバーと、リビジョンチームと、リビ勢と、みんなでとんでもない景色をみれるように生きてきましたが夢敗れてしまいました。
曲もまだまだ作れる、ライブもできるくらい健康な身体だし、みんなに会いたいとも思う。
でも申し訳ない、僕はここが限界でした。

人って難しいね。
まだまだ子供です。
今後新しいバンド活動の予定はありません。
作曲家として活動していくと思います。

他のメンバーはどうするかはわからないけど、どんな活動や生活を送っていくことになっても本当に心から応援したいと思っています。

リビジョンを支えてくれたチームの皆様、我儘ですみません。
たくさん助けられました、出会えて本当によかったです。

そしてファンのみんな。
好きになってくれてありがとう。
みんながいてくれなかったら2年くらいで終わってたバンド、10年もやれたよ。
支えられました、ありがとうございました。

僕も新しい場所を見つれるように頑張って生きていくのでみんなも負けないでね。
本当にありがとうございました。

偉町大介

【嘉藤康介(G) コメント】
まさか自分がこういうよくあるバンドの解散コメントみたいなのを書くとは思ってなかったです(笑)
できれば書きたくなかったし、書いたとこで解散はするし、悲しむ人は悲しむし、理由を説明してもきっと納得できないだろうと思うから。
なので、僕からは感謝の言葉だけ伝えたいと思います。

これまで応援していただいた皆様、力を貸してくださった関係者の皆様、
ReVision of Senceを支えていただき本当にありがとうございました。そして、その期待に応えられず解散することになり本当に申し訳ないです。


10年間もReVision of Senceが好き勝手やって来れたのは今この発表を見てくれてるみんなのおかげだったと今改めて感じます。
褒められるようなバンドではなかったかもしれないけど、それでも誰かしらの何かの糧になってくれてたのならここまで頑張ってきてよかったです。


こんな御時世だけど最後6/13,6/14のライブを見届けて頂ければ嬉しいです!ありがとうございました!


嘉藤康介

【上村元隆(B) コメント】
これまでお世話になった方々、そしていつも僕たちを応援してくださってる皆様、
まずは本当に今までありがとうございました。
皆様のおかげで数え切れないほどの素敵な体験をさせていだきました。
今の僕たちがあるのは間違い無く皆様のおかげです。

そして久しぶりの発表がこのようなご報告となってしまい本当に申し訳ありません。
ReVision of Senceは解散致します。

ここからは個人的な話になりますが
思えばファンという立場から加入させてもらって早8年。
リビジョンの一員でなければ皆様とお会いすることもなかっただろうし
誰かから応援されることもなかっただろうし
どこを切り取っても濃密であんなにも充実した時間を過ごすこともありませんでした。
沢山の笑顔、皆様の声、手拍子、一生忘れません。
本当に恵まれすぎてて間違い無くこれまでの人生の中で最も輝いていた日々でした。

しかし僕を含め応援してくださった皆様には大変申し訳ないのですが
それは他メンバー4人の力であり、
自分がこの4人の力になれていたかは正直わかりません。
あなたが好きなReVision of Senceを自分の力でさらに魅力的に
することができたかと聞かれると首を縦に振れません。
もし万が一そんなことないと言ってくださる人がいたとしても
自分自身はこういう気持ちです。
力になりたかったけどなれなかった。そんなやりきれない思いが残ります。

この解散の話が出た時の話し合いで初めて教馬さんに対する気持ちを本音で話したと思います。
以下はその話した内容ではないのですが
教馬さんがボーカルだったからこのバンドに入りたいという決意をしました。
これまでも彼がボーカルだからついていきたいと思いひたすらに頑張ってきました。
彼の背中を見て学ぶことがたくさん多く、彼の考えや行動力等、
その他にも尊敬できる部分がたくさんありました。
ですが自分の著しく低い意識と能力により
彼と対等な話し合いが一切できないと思っていたので今まで本音を伝えることはできませんでした。
これは完全に僕が一方的に思ってしまったことです。加入当時からそうでした。
僕はずっと本当の意味で彼と話がしたかった。
特にそれができることによってもっとバンドの力になれると思っていました。
いつもただ一人バンドの矢面にたって、もっとたくさんの人の届くようにと
ずっと必死に考えていて、たとえ結果が出なかった時も諦めずに
何度も立ち向かっていく彼の姿は誰よりもかっこよかった。

だから自分個人も何かで力をつけてバンドの力になりたいと思っていたものの
それを探す努力も磨く努力も全く足りていなかったと思います。
がむしゃらと漠然にただ時を過ごしていただけでした。

いつしか何も変わらない僕は
「自分じゃなくてもいい」「自分じゃない方がいい」
という思いでいっぱいになってきました。
その気持ちを目の前の作業に没頭することによって紛らわしてきた気がします。
結果今回のことは、
バンドの進む道がどのようになるか、どのようにしたいかを
考えられなくなってしまった僕が生み出した結末であったとも言えます。
自分にいっぱいいっぱいで
自分の弱さが原因で傷つけてしまった人には本当に申し訳ない気持ちです。

おそらく今回のことで考えすぎてしまったことで
今書いているこの文が自分の本当の気持ちなのかそうじゃないのかも
もうわからなくなってしまっている自分がいます。
はたまた僕が思ってることを100%ちゃんと伝わるように書けていないことにより
違う伝わり方をしているのではないかという不安もありますしそうなるのは嫌です。
だからここまで書き連ねてきてますが
わざと曖昧にしか書いていない部分もあります。
その点に関しましては大変申し訳ありません。
これが僕にできる僕なりの精一杯の伝え方でした。



ですがこれだけははっきりとお伝えしたいです。


『僕以外のメンバー4人はとてもすごい人間です。』

そのすごい人間が同時に4人も一つの同じ目標をもって集まったてできた
ReVision of Senceは本当にとてつもないパワーを持ったバンドです。
彼らの曲、言葉に救われたのは皆さんだけではないです。僕もその一人です。
もう終わってしまうけど、こんなとこで終わっていいようなバンドじゃないんです。
それはいつも応援してくださってる皆様が一番わかってると思います。
そんなすごいメンバーがこんな何の取り柄もない僕をメンバーとして
8年間も置いてくれたことに関しては感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
僕たちはそれぞれの道に進みますが、いつの日か僕も肩を並べて
この選択の答え合せを皆でできる日を勝手に夢見てます。


最後に
メンバーと皆様に対する感謝の気持ちを込めて、
残り2本のライブは8年分の気持ちを出し尽くそうと思います。
今まで本当に、本当にありがとうございました。

上村元隆

【辻友遥(Dr) コメント】
ReVision of Senceは終わります。

今まで応援してくれた皆様、僕らを支えて生かしてくれた皆様、僕らを支えにして生きてくれた皆様、本当にありがとうございました。

きっかけは、大ちゃんが脱退を申し出たことでした。

こう聞くと大ちゃんが悪者だとでも言ってるように聞こえるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

小さな綻びが重なりに重なって、リビジョンという細くてか弱い糸は、いつであろうと、誰であろうと、少しでも触れればプツリと切れてしまう。
少し前から、そういう状態にあっただけのことです。


脱退したいという話を聞いた時、僕は引き留める言葉をかけることができませんでした。
大ちゃんの話を聞いて、止められる理由が出てこなかったんです。納得してしまったんです。


そして、「どう足掻いても引き留めなければ、このバンドを存続させなければ」という意志も、湧いては来ませんでした。

続いてきたものをやり続けることならできていた。
しかし、メンバーが抜け、そしてこれからさらに降りかかり続けるであろう困難を受け止められるほどの「バンドに対する熱意」は、もう消えていたのです。


少しだけ自分の話をします。

バンドよりも心血を注げる仕事を見つけました。
そしてその場で、心より慕える人との出会いがありました。
心の張りとゆとりが生まれた生活に、胸が躍りました。
バンドの活動が沈んでいたこの1年、人生を考える大きなきっかけになりました。

そうした自分の心持ちも、「説得しよう、できなくても気持ちを新たにして続けよう」という気持ちに傾かなかった大きな一因です。

ファンの皆様を裏切ることになります。
でも僕はバンドで得られる幸せより、自分で得る幸せらしきもの、を選びました。
結果として、バンドの終わりを認める決断をしました。
ごめんなさい。


ReVision of Senceとして過ごした10年間、本当にかけがえのない経験をさせてもらいました。

素敵な景色を見せてもらいました。
素敵な出会いがありました。
素敵なチームと、プロの世界で生きることができました。

そこに一切後悔はなく、ただただ感謝があるのみです。


最後に、応援してくれたファンの皆様へ。

大学をなんとなく卒業して、まともに職に就ける当てもなかった、何者にもなれそうになかった僕を、いっときの間でも何者かにしてくれていたのは他でもないあなた方です。

ドラムセットの向こう側に見える美しい光景を作ってくれていたみんなの事は目に焼き付いています。
一生忘れることはないでしょう。

どれだけ活動が辛い時があっても、あなたと対面していたステージでの笑顔だけは嘘偽りない本物でした。

幸せをくれてありがとう。

辻友遥





ReVision of Sence、解散を発表。6/14にラストワンマンライブ開催

 
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする