ザ・カルトのメンバー、80年代にガンズ・アンド・ローゼズのおかげで逮捕を免れたエピソードを披露

ザ・カルトのメンバー、80年代にガンズ・アンド・ローゼズのおかげで逮捕を免れたエピソードを披露

80年代に、ザ・カルトのフロントマンであるイアン・アストベリーがガンズ・アンド・ローゼズのおかげで逮捕を免れたという思い出話を、ギタリストのビリー・ダフィーが披露している。

Ultimate Classic Rock」によると、ポッドキャスト番組『Appetite for Distortion』に出演したビリーが、80年代にザ・カルトがテキサス州サンアントニオで、ガンズ・アンド・ローゼズをオープニング・アクトに迎えてライブを開催したときのことを振り返った。

そのライブでは、ステージでFワードをはじめとする放送禁止用語を発することが禁止されており、警官がステージ脇に待機していたという。

そこで、ザ・カルトのイアンは放送禁止用語を一つも言わずにステージを終えた。しかし、ライブ後に警察がイアンと話をしたがっていると耳にし、嫌な予感がしたバンドはバックステージのドアをロック。警察がやって来たときに、イアンは帽子を目深く被ってバックステージの窓から脱出し、ガンズ・アンド・ローゼズのツアー・バスに乗り込んで逃げおおせたとのこと。

そして、残されたビリーをはじめとするザ・カルトのメンバーが、警官に対応したそうだ。

「警官に『お前たちのシンガーはどこだ?』って訊かれたから、『知らないよ……。彼はステージを降りてから消えたんだ』って答えた。そしたら警官に、『パフォーマンス中に彼が放送禁止用語を言った証拠がある』って言われてさ。

警官が、『彼は、<アムステルダムでチ〇ポをしゃぶれ!>という言葉を発していた』と言ったのを覚えてる。俺は、『マジか? なんでだ。それって違法なのか?』って感じだったよ」


ビリーは、イアンのイギリス訛りのせいで警官が放送禁止用語を使ったと誤解したのではないかと推測し、ガンズ・アンド・ローゼズのおかげでイアンが逮捕を免れたと語っていた。



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