スリップノットのコリィ・テイラーとショーン・“クラウン”・クラハンが、2ndアルバム『IOWA』のレコーディング中にメンバーの仲が最悪だったと当時を振り返った。
「Metal Hammer」誌のインタビューを報じた「LOUDWIRE」によると、セルフタイトルを冠した1stアルバムの成功と2ndアルバムに対するプレッシャーが、どのようにバンドの関係を蝕んだかを2人が語っているという。
まずクラウンが、「俺たちが『IOWA』を制作してたとき、メンバーはお互いに憎み合ってたよ。バンドは世界を憎み、世界も俺たちを憎んでたんだ」とコメントした。
続けてコリィも、メンバー同士が2ndアルバムに対するプレッシャーをぶつけ合っていたと述べている。
「俺たちはお互いに対立してたよ。それが嫉妬だったのか、単なる不安だったのかはわからないけどね。『俺は役目を果たしているのか?』とか、『あいつは自分よりも注目されてるのか?』とかさ。ただひたすらダークだったし、バンドが1stアルバムで成し遂げようとしたすべてを蔑んでた」
バンドは音楽業界や所属レーベルの期待やアドバイスに逆らい、自分たちが作りたいサウンドに固執したとのこと。その点についてコリィは、以下のように語っていた。
「2ndに辿り着くまでに、周りの奴らは意見を控えて自分の立場をわきまえてたし、そいつらの意見は、俺たちが思ったほど重要じゃなかったんだ」
なお、以前に米ミネアポリスのラジオ局93Xの番組に出演したクラウンが、現在制作中のニュー・アルバムについて、「7月末までに完成させたい」と明かしていた。
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