米津玄師、“カナリヤ”がNHKドキュメンタリー番組『ふたりのディスタンス』主題歌に決定

Photo by 奥山由之
『STRAY SHEEP』発売中 Illustration by 米津玄師 
米津玄師の楽曲“カナリヤ”が、8月16日(月)に放送されるNHKの新番組『ふたりのディスタンス』主題歌に決定した。

“カナリヤ”は5thアルバム『STRAY SHEEP』に収録され、是枝裕和監督がミュージックビデオを制作し、2020年の新型コロナウイルスによって世界的に混乱が蔓延する中、音楽家としての回答として米津が制作した楽曲とのこと。さまざまな怒りや失望が渦巻き、以前とは大きく変わった日常が目の前に横たわる中で、「変わっていくことへの肯定」を表現し、人間がいついかなる時も同じ状態を保つことは不可能であって、誰かを愛する時にも、その人の今の状態が永遠に続くことを決めつけてしまうことの不健全さを元に、あなたがたとえ変わってしまうとしても構わない、ということを普遍的なバラードとして歌っているという。


NHK『ふたりのディスタンス』は、終生のライバルや、反目しながらもリスペクトする親子、分かちがたく結びついた夫婦など、ふたりの日常に焦点をあて、ふたりを見つめることで見えてくるものに迫るドキュメンタリー番組。伝説の家政婦として人気を集めるというタサン志麻と夫・ロマンが出演する。なお、番組ロゴはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが手がけている。


【タサン 志麻(42) コメント】
普段の取材では家政婦の仕事のことについて聞かれることが多かったので、自分の生活や夫のことについて掘り下げてもらい、とても新鮮でした。改めて、自分にとってロマンがどんな存在なのか、長所も短所も含めて再確認できた気がします。身近に当たり前にいてくれる人のことって、立ち止まらないと考えないですよね。私は、取材を通じてよりロマンを好きになれました。私たちの夫婦は、いわゆる一般的な夫婦の形とは違うかもしれません。でも、何より大切なことは人にどう見られるかよりも、自分がどうありたいかとか、それをやっていて幸せかどうか。見ていただく方にとっても、自分にとって大切な誰かのことを思い出す、考えたくなる一時になってもらえれば嬉しいです。

【タサン ロマン(27) コメント】
見ていただくみなさんに伝えたいことは、ひとつだけです。
愛を伝えろ!愛が全て!



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