【JAPAN最新号】米津玄師、1年ぶりのロングインタビュー。そして、新たなシングル『Pale Blue』はいかにして生まれたのか

【JAPAN最新号】米津玄師、1年ぶりのロングインタビュー。そして、新たなシングル『Pale Blue』はいかにして生まれたのか

(『STRAY SHEEP』を作っていた時は)大きな罪を背負ってるような気持ちでいたんですよね。
とにかくそれを音楽に昇華して、何かに懺悔せざるを得ない状態で。それを経由しないことには、これ以上音楽は続けていけないという予感があった

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号に米津玄師が登場!

そして、新たなシングル『Pale Blue』はいかにして生まれたのか。
米津玄師、1年ぶりのロングインタビュー

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=奥山由之


新曲“Pale Blue”を聴いて、僕は少し不思議な感触を持った。
《ずっと ずっと》という歌い出しは、たとえば“海の幽霊”の《開け放たれた この部屋には誰もいない》という同じファルセットの歌い出しに似てはいるようだが、でもまったく違う感触を持ったからだ。

“海の幽霊”の始まりには張り詰めたような緊張感と壊れそうな繊細さがあり、“Pale Blue”には確信に満ちた華麗さと大胆な構築美がある。
あ、この曲はアルバム『STRAY SHEEP』を世に出し終えた米津玄師の、2021年の新しい創作姿勢によって生まれたんだ、ということがすぐに伝わってきた。
そして、カップリングの“ゆめうつつ”も、新曲の“死神”も、やはり「『STRAY SHEEP』以降」の、作者の新たな境地を感じさせる楽曲であることがはっきりとつかめてきた。

では、その米津玄師の新たな境地とはどんなものなのか。
“Pale Blue”“ゆめうつつ”“死神”の3曲について話を聞きながら、これからの米津玄師の方向性も占えるような、濃い内容のインタビューになった。(山崎洋一郎)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年8月号より抜粋)




【JAPAN最新号】米津玄師、1年ぶりのロングインタビュー。そして、新たなシングル『Pale Blue』はいかにして生まれたのか - 『ROCKIN’ON JAPAN』2021年8月号『ROCKIN’ON JAPAN』2021年8月号
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