“一人クラッシュ”とも呼ばれたビリー・ブラッグ、ロバート・ワイアット参加の新作を5月に発売!

常に大衆の味方であり、ストリートの味方。『ザ・タイムズ』紙が“(英国の)国宝”と称したビリー・ブラッグ。“一人クラッシュ”とも呼ばれ、ザ・クラッシュの怒りや義憤、そしてアティチュードを見事に現在まで体現する存在だ。ウィルコからレス・ザン・ジェイクまであらゆるアーティストとレコーディングを共にし、25年間シーンを先導してきた彼が新たに移籍した<ANTIレコーズ>から、ニュー・アルバムを5月21日に発売する。

同レーベル移籍第一弾となる新作のタイトルは『ミスター・ラヴ&ジャスティス』。聴くもの全員の声を代弁し、鼓舞させ、希望を与える、彼ならではの熱く真摯な内容となっているという。

グラント・ショービズがプロデュースを手がけ、スモール・フェイセズ、ボブ・ディラン、ザ・フェイセズ、ローリング・ストーンズとの活動で名声を博した有名なイアン・マクレガン(ハモンド・オルガン、ピアノ)と彼のバンド、ザ・ブロークスがフィーチャー。スペシャルゲストは伝説のロバート・ワイアット。アルバム一曲目の“アイ・キープ・フェイス”にゲスト・ヴォーカリストとして参加。

ビリー・ブラッグは、囚人たちにギターを与えることにより、音楽を通じて心のリハビリテーションを行い、自信を取り戻させ、趣味を持たせ、場合によってはキャリアをも得させることを目的とする基金を「ジェイル・ギター・ドアーズ」設立している。この名称は、彼が英雄と崇めるザ・クラッシュに敬意を表し、彼らの曲名に由来したものだ。

現在、海外版公式サイトでは、新曲の試聴が可能となっている。
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