ブラック・フラッグ元ドラマーが死去?

ブラック・フラッグ、ダンジグ、ソーシャル・ディストーションなどのバンドで活動したドラマー、チャック・ビスケッツが咽頭ガンのため亡くなったという報道が本日早くから各メディアで行われていたが、その信憑性が次第に怪しくなっている。

ウェブサイトPunknews.orgでは、カナダ出身のチャック・ビスケッツ(本名チャールズ・モントゴメリー)が10月24日に44歳で亡くなったという記事がアップされていた。だがその後、ダンジグの元メンバーらを含む複数の人々がその報道は間違っているのではないかと指摘していた。

最初に死亡記事をアップしたジェームズ・グリーンJr.という人物は、こうした指摘があった後で自身のブログにこう書いている。「僕に言えるのは、この5月から僕が2人の人物と連絡を取り合っていて、メールアドレスにはチャック・ビスケッツと彼の奥さんの名前が使われていたので、その2人が本物のチャック・ビスケッツ夫妻だと99.999%信じきっていたということだ……チャックの妻だと名乗る人物は、夫の容態について親類や友人にたくさんのメールを送っているみたいだった」

その後、ジェームズ・グリーンJr.の元にはチャック・ビスケッツの兄のボブ・モントゴメリーから次のようなメールが届く。「チャックと私は最近疎遠になってしまっているんだが、この話はどうもうさんくさいよ。これからあいつの家に行って真相を突き止め、君にもなんらかの方法で連絡する」

さらに時間が経つと、ジェームズ・グリーンJr.は今度はボブ・モントゴメリーの妻からメールを受け取る。「この文章はボブ・モントゴメリーの代理で送るものです。彼からことづてを頼まれているのは、『チャックは生きている』ということです。ボブはまだ彼の家に向かっているところで、近いうちにあなたにメールを送ると思います」

ジェームズ・グリーンJr.は結局今回の件はタチの悪いいたずらだったと考えているようで、「6ヶ月間もチャックと奥さんになりすまして僕にメールしていた奴らが誰なのかを明らかにするまでは、この事件は終わらない」とブログに書いている。現在のところ、チャック・ビスケッツ側からの公式発表は行われておらず、彼の生死も不明なまま。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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