6月22日(金)から24日(日)の3日間にわたり、イギリスで行われたグラストンベリー・フェスティバル。フェス天国のイギリスにおいても、最大級の規模を誇るこのフェスティヴァル、チケットはここ数年毎年完売している。開催時期の関係もあって雨に見舞われることも多いが、今年も悪天候のため、泥&水に覆われた過酷な場内コンディションの中で行われた。
フェス1日目には、ザ・ビュー、モデスト・マウス、ザ・コーラル、カサビアン、アーケード・ファイア、クラクソンズ、ビョークらが出演。ザ・コーラルは8月にリリースとなる待望の新アルバムの楽曲もパフォーマンスした。ビョークは、何度か衣装チェンジをしながら、アルバム『ヴォルタ』の楽曲をストリングス隊を従え歌い上げた。この日のハイライトとなったのは、ピラミッド・ステージで行われたアークティック・モンキーズのステージ。なんとスペシャル・ゲストとしてディジー・ラスカルが登場。ディジーとの共演には、フロントマンのアレックスも喜びを隠せないようで「共演できるとは思ってなかった、グラストンはもはや特別なことじゃないかもしれないけど、これはグラストン・スペシャルだよ」とMC。また彼らの2ndアルバム『フェイバリット・ワースト・ナイトメアー』のプロデューサーでもある、シミアン・モバイル・ディスコのジェームス・フォードも飛び入り参加し、日曜に出演するイギリスの国民的歌姫シャーリー・バッシーの代表曲“ダイアモンドは永遠に”をカバー、と粋なところもみせ、全21曲を披露した。
フェス2日目は、CSS、ポール・ウェラー、ダーティ・プリティ・シングス、エディターズ、ハード・ファイ、デーモン・アルバーンらが出演。またフェス開催直前に出演キャンセルとなったM.I.A.の代役にはリリー・アレンが抜擢された。ベイビーシャンブルズのショウでは、ピート・ドハーティのガール・フレンドである、スーパー・モデルのケイト・モスが飛び入り参加し観客を驚かせた。ピラミッド・ステージに登場したダーティ・プリティ・シングスだが、シークレットで同日に別のステージにも出演。この際には、シャーラタンズのティム・バージェスとクラクソンズのジェイミー・レイノルズといった面々も加わり、お互いのバンドの楽曲をカヴァーするなどして、観衆を大いに盛り上げた。ピラミッド・ステージのトリ、ザ・キラーズは“ウェン・ユー・ワー・ヤング”“サムバディ・トールド・ミー”“ミスター・ブライトサイド”などキラー・チューンを連発し、場内を歓喜で包みこんだ。
最終日となる3日目は、ザ・ホラーズやマニック・ストリート・プリーチャーズ、カイザー・チーフス、ザ・ゴシップらが出演。パーク・ステージでは、ピート・ドハーティのシークレット・ライヴが行われた、前日、アザー・ステージでベイビーシャンブルズのショウもこなしたピート。同フェスには元リバティーンズのカール・バラーが結成したバンド=ダーティ・プリティ・シングスも出演することから、フェス開催前には「リバティーンズ再結成がグラストンで実現するかも?」との噂が英メディアで駆け巡った。結局、リバティーンズの名曲“Can’t Stand Me Now”“Up The Bracket”などが飛び出したものの、リバティーンズの再結成ステージは、残念ながら実現しなかった。
今年のフジロックでトリを務めるケミカル・ブラザーズが、グラストンベリーでもアザー・ステージのヘッドライナーとして登場。ヒット曲満載のセットリストで、フェスを締めくくるにふさわしい壮大なステージを展開した。ピラミッド・ステージのトリを務めた、ザ・フーは、“マイ・ジェネレイション”“ユー・ベター・ユー・ベット”といった名曲の数々を繰り出し、堂々のパフォーマンスで、3日間にわたるフェスを締めくくった。
グラストンベリー・フェスティバル2007、ダイジェスト
2007.06.27 12:07