亡くなったジェイ・リータードにベック、ピクシーズらが哀悼の意

昨日13日のジェイ・リータードの訃報に接し、ベック、ピクシーズ、ディアハンター、ノー・エイジ、ガールズら多数のアーティストが哀悼の意を示している。

ベックは自身のオフィシャル・サイトにジェイがカバーした自身の“ガンマ・レイ”(『モダン・ギルト』収録)の音源をアップし、そこに次のような文章を載せている。「ジェイの訃報を聞き、とても悲しい。彼とプレイしたのは1度きりだったけれど、光栄なことに一緒にスプリット・シングルを出すことができた。ジェイ、たくさんの歌をありがとう。みんな君を愛おしく思うことだろう」

ピクシーズはバンドのFacebookページに、「今日の突然の訃報について、ジェイ・リータードの友人たち、家族たちにお悔やみの言葉を述べたい」と書いている。

ディアハンターのフロントマンで、アトラス・サウンドとしてソロ活動も行っているブラッドフォード・コックスは次のように語っている。「ジェイみたいになれる人間はほとんどいない。彼はまごうかたなき古典アルバムを遺した。そこにはあまりに多くの痛みが爆発的な手法で取り込まれていて、聴いた後には自分が別の人間になったような気がするほどだ……彼は独立独歩でざっくばらんな(self-made and unmade)人だった。彼が逝ってしまったと思うと、本当に胸が苦しくなる」

ノー・エイジはバンドのブログにジェイが写った数枚の写真を掲載して哀惜の念を示し、ヴィヴィアン・ガールズは「私たちはあなたの音楽が大好きだったわ」というコメントを残している。

来日中に訃報に接したガールズは昨日14日に原宿アストロホールで行われたライブの中で、“ダーリン”の演奏をジェイに捧げた(詳細についてはライブレポートをご覧ください)。

なお現在ジェイ・リータードの英語版オフィシャル・サイトでは、ニルヴァーナの『イン・ユーテロ』のトリビュート企画でジェイがカバーした“フランシス・ファーマー・ウィル・ハヴ・ハー・リヴェンジ・オン・シアトル”の音源をダウンロードすることが可能。曲中では全ての楽器をジェイが演奏している。

告別式は明日16日午後5時からメンフィスの「Memorial Park Funeral Home」で執り行われる。一般の参列も受け付けている。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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