ジェームズ・マーフィー(LCDサウンドシステム)とともに<DFA>レーベルを創設したティム・ゴールズワージーがレーベルから離脱したと報じられている。
これまでザ・ラプチャーやザ・フアン・マクリーンのレコードや、ナイン・インチ・ネイルズやゴリラズのリミックス作品をリリースし、アメリカのインディー・ロック・シーンにおいて重要な役割を演じてきた<DFA>。だがロンドンのウェブサイトResident Advisorによれば、ゴールズワージーはもうレーベルにはいないという。
<DFA>の経営者ジョナサン・ガルキンは、ゴールズワージーは法的にはまだレーベルに在籍しているものの、実際にはもう仕事をしていないと話している。「ティム・ゴールズワージーはイギリスのどこかに行ってしまったよ、<DFA>の人間には何も知らせずにね。アメリカを出国してからは何の音沙汰もない」
「だから私たちは自分たちの生活と自分たちの仕事に取り組むだけさ」と彼は続ける。「シンプルな話だよ。彼は出て行くとき私たちの何人かを連れて行ったみたいだけど、彼がこれから何をやるにせよ、幸運を祈っているよ」
その一方、ゴールズワージーはイギリスに移ったのは家庭の事情で(彼はイギリス人)、適当な状況があればまた<DFA>と仕事をしたいと語っている。ニューヨークを離れただけでレーベルから離脱したことになってしまうのは変だとも話している。「もしそんなルールがあるなら、(ジェームズ・)マーフィーは一度もあそこにいなかったことになってしまうじゃないか。彼はいつもツアーしているかスタジオに入っているかしているわけだし、ということはもう9年かそこらは前から離脱していたことになるだろ?」
ティム・ゴールズワージーはこれまでマッシヴ・アタック、ゴールドフラップ、ハーキュリーズ・アンド・ラヴ・アフェアらとコラボを行っている。
<DFA>創設者のティム・ゴールズワージー、レーベルを離脱?
2010.02.05 10:00