アメリカを拠点とする世界最大のコンサート・プロモーター「Live Nation」が新しいデジタル式リストバンドのテストを行っている。近いうちにフェスやライブで導入される可能性があるようだ。
BBC Newsの報道によれば、このリストバンドには装着者の個人情報を入力することができ、ライブ会場でフードやドリンクを購入できる機能もついているという。
Live Nationのジョン・プロビンは、このリストバンドを実用化してダフ屋行為やチケットの転売を防止したいと話している。
「これからのチケットは紙ではなく、購入者ごとに違ったリストバンドになるよ」と彼は説明している。「名無しのゴンベさんがやって来たら、身分証を求めて本当の購入者かどうか確認できるんだ」
ミューズのクリス・ウォルステンホルムも、転売行為に対しては新たな対策を講じなければならないと考えているそうだ。
「僕らが導入してみようと思っているのは、特に海外のライブで、みんなが特定のウェブサイトから直接チケットを買えるようにするということだ」と彼は言う。
「バンドが考えてみなきゃならないのはそういうことだよね。代理人を介さず、自分たちで直接チケットを売るべきだろう。バンドはみんなこういう悪徳商法全体の駆逐を目指さなければならないんだ」
(c) NME.COM / IPC Media 2010
米国プロモーターが新しいデジタル式チケットを試験中
2010.03.28 15:00