ジョン・レノン生誕70周年にリマスタリング再発企画が勢揃い

ジョン・レノン生誕70周年にリマスタリング再発企画が勢揃い - 1980年作 『ダブルファンタジー』1980年作 『ダブルファンタジー』

10月にジョン・レノンが生誕70周年を迎えるのにあわせて、オノ・ヨーコとEMIはジョン・レノンのソロ・アルバム8枚の再発に加えて、ソロ時代のベスト盤、さらにCD4枚組のアンソロジー『Gimme Some Truth』をリリースすることが明らかになったとローリング・ストーン誌が伝えている。再発盤もコンピ盤もいずれも、デジタル・リマスタリングをあらためて経た音源で10月5日発売。どの音源もダウンロードでも入手可能になる。

また、『ダブル・ファンタジー』にはビートルズの『レット・イット・ビー…ネイキッド』のように音をできるだけ削ぎ落としたミックスとなる『Double Fantasy Stripped Down』もついてきて、より近くて生々しい肌触りが伝わる音源になっているという。「この音源はジョンの素晴らしい声にもっと集中できるようなものになっています」とオノ・ヨーコはプレス・リリースで綴っている。

「テクノロジーは非常に進歩したものですから、わたしとしてはこうした新しい技術を使って、この作品の素晴らしい曲とジョンの声をもっとシンプルな形で抽出してみたいと思ったのです。今回はこの作品の新しいバージョンに取り掛かっている時に、最も強い感情的な衝動を感じました。それはやはり、このアルバムがジョンの亡くなる前の最後の作品だったからです」。この『ダブル・ファンタジー』の新しいバージョンについてオノ・ヨーコはオリジナルのプロデューサーを務めたジャック・ダグラスをあらためてプロデューサーに指名している。

さらには全アルバムとアルバム未収録のシングルを集めたEP、さらに未発表音源集を収録した11枚組の『John Lennon Signature Box』というボックス・セットもリリースされ、こちらにはアート・プリントや特製ハードカバー・ブックレットなどもついてくるとか。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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