ポーティスヘッドが新作制作に取りかかり始めようとしていることを明らかにした。
08年の『サード』に続く4枚目の作品となるこの作品についてバンドのサウンドを担っているジェフ・バーロウは新作のためのソングライティングを今年の夏から始めることを明らかにしている。
「ぼくとしては7月から8月にかけてポーティスヘッド用に曲を書くつもりなんだ」とジェフはBBCに語っている。「とにかくどんどん書いて、次のアルバムを作っちゃいたいね」。
プロデューサーとして、またマルチ・インストゥルメンタリストとしてバンドを支えるジェフは、ユニットがレコード契約を新たにしたことを明らかにしたが、同時に自分たちがイギリスの音楽業界に馴染まない存在になってしまったことも説明した。
「今度の契約はメジャーとのものなんだ。まあ、相手は世界で最大のレコード会社なんだけど」とジェフは説明する。「基本的に自分たちが信用の置ける人たちと契約したということなんだよね。このバンドにとってはそれが一番重要なことだから」。
また、ジェフはこうつけ加えた。「ぼくたちは前回『サード』を制作して、これがものすごく成功したんだけど、ただ、イギリスではぼくたちが統計学的にあまりたくさんの人たちを代表していないということでほとんどレコード会社からサポートしてもらえなかったんだよね。けれども、コーチェラ・フェスには出させてもらえたりしていて、これもまた素晴らしい結果となったからね」。
今の時点ではアルバムのリリース時期もタイトルも未定だが、97年のセカンドから08年のサードまでのように11年も待たされることはなさそうだ。
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