ベン・フォールズは新作を9月28日にリリースするが、『Lonely Avenue』と題されたこの作品は作家のニック・ホーンビーとのコラボレーション作品となる。
BBCラジオの番組『トゥデイ』に出演した2人は作品の経緯について語り、ロック好きとしてもよく知られるホーンビーは自身のエッセー集『21 Songs』を02年に出版した際に、そのなかに収録されていたベンに寄せた文章についてベンから連絡があったとなれ初めを説明した。
それに対してベンはこう応えている。「ニックとぼくはかなりうまが合って、メールのやりとりをしているうちに、ぼくが音楽を書いてニックが歌詞を書いてという形でいくつか曲をやってみないかと提案してみたんだよ。どの歌詞についても、ニックの歌詞からは際立った声が感じられるから、すぐにメロディを思いつくんだよね。作品に強いキャラクターがあるから、すごくよく見渡せるんだよ。それと同時にどうでもいいような作品を提供してくれているわけじゃないのもよくわかるから、ぼくも少しも気が抜けないんだよね。そこがちょっとしんどかったな」。
ホーンビーはベンが最大限の配慮をもって歌詞と取り組んでくれたとこう説明している。「もうぼくの原稿に完全に忠実で、あるくだりではぼくのつづり間違いがあったんだけど、そこもその通りに歌ってくれていたんだよ。ぼくが考えついた造語だと考えてくれたらしいんだよ」。
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