前ロンドン市長がロンドン版SXSW開催を構想中

ケン・リヴィングストン前ロンドン市長は次期市長選に勝利した場合には、テキサス州で毎年行われているサウス・バイ・サウスウェスト・フェスに近い音楽イベントをロンドンで開催したいと明らかにしている。次期市長選でリヴィングストンは、まず労働党の候補者となるために、ウーナ・キングと党内での指名争いを繰り広げることになるが、現在リヴィングストン陣営が推進している「ケン4(フォー)ロンドン」キャンペーンの一部では「ロンドンのライブ音楽を守ろう」という活動が掲げられている。これによれば、サウス・バイ・サウスウェストに似たような、音楽業界全体をベースにした1週間にわたるフェスティヴァルの開催を提案している。「イギリスに欠けているのはテキサス州オースティンで開催されているサウス・バイ・サウスウェストのような、音楽業界をベースにした音楽見本市的なイベントなんです」とリヴィングストンは説明している。「わたしの計画はロンドン・ミュージック・フェスティヴァルというイベントで、このテキサス風のアプローチを少し導入してみたらどうかというものなんです」。ただ、現在でもロンドン市内で大々的に行われているカムデン・クロールやフィールド・デイなどといった音楽フェスとどう折り合いをつけていくのかはまだこれからも議論を尽くしていかなければならないと認めながらも、リヴィングストンはこのイベントは「首都にある数百にも及ぶ大小の音楽施設をすべて活用していくものにしたい」と語っている。「このプロジェクトはわたしたち全員で大事に育てていかなくてはならない音楽業界にエネルギーをブーストする機会となりますし、ロンドンの市全体を音楽の祭典としてひとつに集っていく1週間ともなっていくはずです」また、リヴィングストンは都市計画法を通して音楽施設などを保護していきたいとしていて、さらに論議を呼んでいる申請書696号についても、「警察のリスク管理のためのあまりにも問題点の多い申請書」として反対であることを明らかにした。申請書696号とは、ロンドンで開催されるライブやイベントの14日前までに関係者や出演者全員の個人情報や観客層の説明までをも警察に申請するという規制で、これに同意しない場合には業者としての許認可を停止させられることにもなるというもの。ただし、リヴィングストンはいくら反対とはいえ、市長という立場ではこの問題の改善には当たれないことも明らかにしている。イギリス議会でもこの申請書696号については現閣僚から廃止を求める声が上がっている。(c) NME.COM / IPC Media 2010
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