「ファンの人が信頼して見てる視線が嬉しいんですよ。『宮本、お前ちょっと放っとくと、ヘタすりゃひとりでやるとかって言いだしそうなツラしてるけど、そんなことねぇえだろ?』って。『どんなことあったって4人でやってきたんじゃねえのか?』っていう視線が」
エレファントカシマシが、第2のスタートを切ったとも言えるニュー・シングル『明日への記憶』を9月22日にリリースする。この作品について、そして現在のエレファントカシマシについて、宮本浩次が胸中を熱く語った。掲載は、現在発売中の「ROCKIN’ON JAPAN 10月号」から。
<ユニバーサル・ミュージック>に移籍して以来、サポートメンバーやプロデューサー陣の強力なバックアップ体制も整った環境の中で、順調にリリースを重ねてきたエレファントカシマシ。しかし今、エレカシはあらためてメンバー4人でやる意味に立ち返り、ゼロからのスタートを切ったという。その第一弾が、今回のシングルに収録している“明日への記憶”と“歩く男”、そして10月にリリースされるシングル曲“いつか見た夢を”だ。
インタビューで宮本は、メンバー4人でスタジオ入りして進めた制作方法がうまくいったことや、メンバーやサポートスタッフへの厚い信頼感を明かした。そして現在の自分自身について、以下のように語る。
「自信が出てきたんだと思いますよ。ようやくミュージシャンっていうふうに思って生きられるようになりました」
また「次のアルバムは年内か」という問いに対しては、「気合い入れてなんとかしたいっすよねえ。がんばって曲つくってます」と応えており、現在も制作を進めているようだ。こちらも楽しみに待ちたい。